『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』悪役サフィンを巡る噂、監督が否定「彼はドクター・ノオではない」

ダニエル・クレイグ最後のジェームズ・ボンドとなる『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の公開まで残り1ヶ月を切ったこのタイミングで、ラミ・マレック演じる悪役サフィンを巡って気になる新情報が舞い込んできた。かねてより噂されてきた彼の正体に関するものだ。
謎に包まれた悪役サフィンは、その正体がショーン・コネリー版第1作『007 ドクター・ノオ』に登場したヴィラン、ドクター・ノオ(Dr.No)なのではないかという憶測がインターネット上で飛び交っていた。サフィンが被る能面の「のう」とドクター・ノオの名前の韻の一致が暗示的だとして、一部ファンの間で話題になっていたのである。
このたび、『ノー・タイム・トゥ・ダイ』でメガホンを取るキャリー・フクナガ監督が、米SFX Magazineにて噂の真相を明かした。フクナガ監督もサフィンにまつわる噂を耳に入れていたようだが、「彼は新しいヴィランです」と断言。「一部で推測されているドクター・ノオではありません。彼が、ある意味で永続的な存在になってくれると良いです」とオリジナルキャラクターであることを強調している。
ダニエル版『007』シリーズでは、第1作『007 カジノ・ロワイヤル』(2006)と第2作『007 慰めの報酬』(2008)がイアン・フレミングによる原作小説に基づいており、第3作『007 スカイフォール』(2012)では完全オリジナルの物語が展開された。しかし、第4作『007 スペクター』(2015)でシリーズを代表するヴィラン、エルンスト・スタヴロ・ブロフェルドが34年ぶりにスクリーンに復活。『ノー・タイム・トゥ・ダイ』でも伝説のヴィランがもう1人蘇るかと期待していたファンも多かっただろう。
ドクター・ノオではないというサフィンを巡っては、「スペクターの元暗殺者で、テロの世界の実力者」というプロフィール情報が判明済み。さらに、フクナガ監督は以前、サフィンがクリストフ・ヴァルツ演じるブロフェルドを上回るほどの悪役になることを明かしていた。ヒントは限られているが、とにかくダニエル版シリーズ最強のヴィランであることには間違いないようだ。
ある意味で「永続的」だというサフィン。ドクター・ノオやブロフェルドがそうであったように、後世に語り継がれるほどのインパクトを見せてくれることに期待したい。
▼『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』 の記事
ダニエル・クレイグ版『007』一番人気は『スカイフォール』に決定 ─ 読者が選ぶベスト作品はコレだ クレイグ・ボンドの功績を讃えよう 『007』60周年リバイバル上映、豪華ラインナップが発表 ─ 『ロシアより愛をこめて』『ゴールデンアイ』『スカイフォール』など10作 BOND IS BACK! 『007』ベスト映画は『スカイフォール』、ジェームズ・ボンド俳優ベストはショーン・コネリー ─ 英調査 次期ボンド人気も 『トップガン マーヴェリック』グラミー賞候補に ─ 第65回ノミネーションが発表 今年も注目ですよ 『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』主題歌、元々はエド・シーランの予定だった?「曲を書き始めていた」が変更に 聴いてみたかったね
Source: Gamesrader+