THE RIVER厳選、2023年の必見映画74本 ─ 超大作から見逃し厳禁の一作までナビゲート

2020年初頭、世界がコロナ禍に見舞われてから早くも3年が経過した。この間、映画業界はさまざまに変化を遂げ、配信サービスのオリジナル作品も充実してきたが、一連の流れは2022年にひとつの節目を迎えた感もある。来たる2023年は、いったいどんな話題作が映画館を賑わせるのだろうか?
ラインナップに揃ったのは、おなじみマーベル&DC映画の新作をはじめ、映画ファン注目の人気シリーズ最新作、スピルバーグ&スコセッシ&ノーラン&ヴィルヌーヴといった名監督の新作映画など。まだ日本公開の決まっていない話題作まで、今のうちから押さえておきたい映画ばかりだ。
1~2月 日本公開作品
PICK UP
2月10日『バビロン』
ブラッド・ピット&マーゴット・ロビー主演、『ラ・ラ・ランド』(2016)デイミアン・チャゼル監督の最新作。ハリウッドのサイレント映画期を舞台に、著名な映画スターや俳優志望の若者たちを描いた群像劇。エネルギッシュで濃密、映画愛爆発のめくるめく3時間。

2月17日『アントマン&ワスプ:クアントマニア』
2023年、マーベル・シネマティック・ユニバースの“フェーズ5”が開幕する。おなじみ『アントマン』シリーズの第3作だが、前作から大幅にスケールアップ。新ヴィランの征服者カーンが初登場、2025年公開『アベンジャーズ:カーン・ダイナスティ(原題)』に繋がるストーリーがいよいよ始まる。

2月17日『ボーンズ アンド オール』
『君の名前で僕を呼んで』(2017)のティモシー・シャラメとルカ・グァダニーノ監督が再タッグ。人を食べずにはいられない若者ふたりの愛と衝動、魂の漂流を描く“カニバリズム・ラブストーリー”だ。静謐にして過激、社会的であり詩的。驚くほどストレートな青春ロードムービーでもある。

2月23日『アラビアンナイト 三千年の願い』
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2016)ジョージ・ミラー監督による“愛と狂気と欲望のおとぎ話”。「アラビアンナイト」をモチーフに、孤独な魔人と夢を追う学者が織りなす時空を超えた物語だ。圧倒的な造形と絢爛たる色彩に注目。主演はイドリス・エルバ&ティルダ・スウィントン。

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- 2月23日『逆転のトライアングル』(セレブたちの豪華客船で悲劇が起こる、映画賞有力の地獄絵図ブラック・コメディ)