「4400」リブート版、Huluプレミアで配信開始 ─ ある日突如戻ってきた行方不明者4400人を描くSFミステリー復活

人気海外ドラマ「4400未知からの生還者」(2004-2007)のリブート版「4400」が、Huluプレミアにて2022年5月3日(火)より配信開始となった。予告編や場面写真も公開されている。
フランシス・フォード・コッポラが製作総指揮に名を連ね、2004年から2007年まで米国で放送され、日本でも大人気シリーズとなった「4400未知からの生還者」。放送終了から10年以上が経過しても根強いファンを持つ傑作SFドラマが、今この時代に新たな「4400」として帰ってきた。
ある夜、デトロイトにあるベル島に4400もの人々が突如現れた。彼らは、過去100年にわたり別々の時代と場所で忽然と地球上から姿を消し行方不明とされていた。失踪中の記憶はなく、1日も歳をとらず、当時の姿のまま2021年にタイムスリップをしてきたのだ。
4400のひとりシャニースは、2000年代初頭に失踪した弁護士で当時子供を産んだばかりだった。夫と10代に成長した娘に再会するが、夫は既に再婚し新たな家族を築いている現実に直面する。
4400の他のメンバーは、第一次世界大戦の軍医アンドレ、ミシシッピ州の公民権運動の隠れた立役者クローデッド、90年代のシカゴから来た有名なテレビ伝道師の家庭出身の牧師アイザイア、2015年頃失踪したリアリティショースターのラドンナ、70年代に失踪したと思われる少女ミルドレッドと、失踪時期が不明の内気な少年ハイデンら。自分の身に何が起こったのか分からない中、彼らは自分たちに、ある〝特殊能力〟が備わっていることに気づき始める。そして、政府は何かを隠し彼らを潜在的な脅威とみなし収容施設に隔離しようとする。
彼らはなぜ、バラバラの時代にバラバラの場所で消息を絶ち、2021年に突如としてタイムスリップし集められたのか。政府が隠そうとする彼らに備わった“特殊能力”とは一体。謎が謎を呼ぶ新時代のSFミステリーとなっている。
この新作では、製作総指揮を「リバーデイル」のアリアナ・ジャクソン、「リベンジ」「CSI:マイアミ」などを手掛けたスニル・ネイヤーらが担当。オリジナルに比べ、登場人物の民族性やジェンダー、政治、宗教などの多様性が描かれ、今の時代に沿った作品になっているのも注目すべき点だ。