『アトミック・ブロンド』続編企画、現在も進行中 ─ ストリーミングで実現の可能性も

シャーリーズ・セロン主演、2017年製作のスパイアクション映画『アトミック・ブロンド』の続編企画が現在も進行しているようだ。前作を手がけたデヴィッド・リーチ監督が明かしている。
グラフィックノベル『The Coldest City(原題)」を原作とする『アトミック・ブロンド』は、冷戦末期の1989年を舞台に、英国秘密情報部MI6のエージェントであるロレーン・ブロートンが、何者かに奪われた極秘リストを奪還すべく、MI6ベルリン支部のデヴィッド・パーシヴァルとともにリストの奪還と真相究明に挑む物語。パーシヴァル役はジェームズ・マカヴォイが演じ、『キングスマン』(2015)ソフィア・ブテラ、『キングコング:髑髏島の巨神』(2017)ジョン・グッドマンらが出演。リーチ監督得意のスタイリッシュなアクション、秀逸な選曲センスなどで大きな支持を得た。
『アトミック・ブロンド』続編については、2018年4月にシャーリーズ・セロンが「続編に取り組んでいます」と発言したことで企画の存在が明らかになっていた。それから1年4ヶ月を経て、リーチ監督は米/Filmの取材にて最新の状況を明らかにしている。
「(続編の企画は)今も存在すると思います。あるストリーミングサービスが興味を持っているんですよ。僕は詳細をぜんぜん知らないんです、前回は雇われてのお仕事だったので。だけど結局、ケリー・マコーミックはプロデューサーとして参加しますよ。だから前回は僕が撮ったんですが、(続編は)どうなるでしょうね。」
ケリー・マコーミックとはリーチ監督の妻であり、プロデューサーとして『デッドプール2』(2018)や最新作『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』に参加している仕事上のパートナーでもある。続編をリーチ監督が手がけるかどうかは不明にせよ、“あるストリーミングサービス”が製作・配信を担当する可能性があるようだ。

もっとも、セロンは『ワイルド・スピード』第9作(タイトル未定)の撮影に入っているほか、同名グラフィックノベルを映画化するNetflix映画『The Old Guard(原題)』も撮影中。『アトミック・ブロンド』続編が始動するにせよ、まだしばらく先の話になりそうだ。ちなみに、リーチ監督もグラフィックノベルを原作とする『The Undying Love(原題)』や、人気の同名RPGをジェイク・ギレンホール&ジェシカ・チャステイン主演で映画化する『トム・クランシー ザ・ディビジョン(邦題未定、原題:Tom Clancy’s The Division)』など複数の企画が控えている。セロン単独での復帰となるか、二人揃って当面先の実現となるか。
映画『アトミック・ブロンド』ブルーレイ&DVDは発売中。
Source: /Film