『スター・ウォーズ』新ドラマで構図逆転、悪役目線で「過去最多数ジェダイ」に挑む戦い

『スター・ウォーズ』新ドラマ「アコライト(原題)」は、これまでとは真逆の物語が楽しめそうだ。
『スター・ウォーズ』といえば、「帝国軍の圧政」に立ち向かう「少数の反乱戦士やジェダイ」の戦いが描かれることが多い。ところが「アコライト」はその反対。舞台は『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』の100年前で、当時は劣勢側だったシスの台頭を追うシリーズだ。
「『アコライト』の見どころは、『スター・ウォーズ』のタイムラインでも実写作品として最古を描くところ。ハイ・リパブリックは終焉に向かっていて、ジョージ(・ルーカス)のプリクエルに連なっていく。ジェダイが最も力を持っていた時代、銀河に平和がもたらされていた時代が見られます。戦争のないスター・ウォーズを作るというのは、とてもチャレンジングで面白かったです。」
米ポッドキャスト番組でそう語ったのは、ドラマのショーランナーを務めるレスリー・ヘッドランドだ。ジェダイが銀河に平穏をもたらしていた時代ということで、「争いを描かないなら、どういうドラマにするべきか?という疑問が生じた」とヘッドランドは振り返る。「そこで、『スター・ウォーズ』を悪やヴィランの目線で見つめたら、他と違った面白いものになるんじゃないかと考えたのです」。
ヘッドランドによれば「アコライド」には、「独自の形でフォースを駆使して、フォースの暗黒面に足を踏み入れる人たちが登場」するそう。「彼らは大きな組織、今回の場合ジェダイたちの認可を得ずにやっている。『スター・ウォーズ』とは常に、弱者対機関という構図を描いていると思います」。
ここが「アコライト」の最大の見どころになると、ヘッドランドは強調する。「これまでとはほとんど反転した構図」が描かれるといい、「他のどの『スター・ウォーズ』作品よりも、たくさんのジェダイが登場する」そうだ。
これまでの実写作品で最も多くのジェダイが登場したのは、『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』だろう。ジオノーシスの戦いでは、ジェダイ軍対ドロイド軍の大規模な合戦が描かれた。
「アコライト」では、それともまた異なる、独自のアクションが期待できそうだ。「これは自信を持って言えることですが、今作で使われているようなアクションは、他のどんなドラマでも見られないと思いますよ」とヘッドランドは、何やら独自のアクションが到来することを示唆している。
「アコライト」は2024年、ディズニープラスにて配信。
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Source:Dagobah Dispatch