ブラッド・ピット、消えた父を追って宇宙へ ─ SF映画『アド・アストラ』米国版予告編、トミー・リー・ジョーンズ&リヴ・タイラーら共演

ブラッド・ピットが主演を務める新作SF映画『アド・アストラ(邦題未定、原題:Ad Astra)』の米国版予告編が公開された。タイトルの「アド・アストラ(Ad Astra)」とは、ラテン語で「星へ向かって」を意味する言葉だ。
「何を考えてるの?」「自分がしたいことが何かを考えてる。親父はヒーローだった、知ることに人生を捧げたから」。
米陸軍の技術者であるロイ・マクブライドは、ある日、上官から呼び出される。「我々は極秘情報を持っている。“リマ計画”について教えてもらえないか」。それは、高度に発達した地球外生命体を研究するための計画だった。指揮を務めていたのは、ロイの父親クリフォード。しかしクリフォードの乗った宇宙船は、任務開始から約16年後に失踪してしまったのである。
「君の父親は極秘実験に参加していた。太陽系全体の脅威となりうる、すべての生命が滅びてしまう何かを扱っていたんだ。そこで何が起こったのか、君に調査を任せたい」。上官の指令を受けて、ロイは宇宙へと旅立つ。それは人々を救うための任務であり、父親が失踪した理由を知るための任務だった……。
主人公ロイ役は『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019年8月30日公開)に続いての大作出演となるブラッド・ピット。父親クリフォード役は『メン・イン・ブラック』シリーズや『ジェイソン・ボーン』(2016)などのトミー・リー・ジョーンズ。『アルマゲドン』(1998)以来の地球待機となるリヴ・タイラーのほか、『ウォークラフト』(2016)のルース・ネッガ、近年は『ハンガー・ゲーム』シリーズなどに出演する名優ドナルド・サザーランドらが出演する。
脚本・監督は『エヴァの告白』(2013)『ロスト・シティZ 失われた黄金都市』(2016)のジェームズ・グレイ。シリアスでスリリングな人間ドラマを数多く手がけてきた名手で、スタジオ製作による大作は今回が初挑戦となる。共同脚本として、ドラマ「FRINGE/フリンジ」(2008-2013)のイーサン・グロスが参加した。撮影監督は『インターステラー』(2014)『ダンケルク』(2017)のホイテ・ヴァン・ホイテマ。予告編を観ただけで、その画づくりが持つ説得力を感じることができるだろう。
映画『アド・アストラ(邦題未定、原題:Ad Astra)』は2019年9月20日米国公開予定。