『アベンジャーズ』マーベル・スタジオ社長、今後の展開は「もうすぐ全て明らかになる」 ─ サンディエゴ・コミコン&D23、発表は2段階の可能性

『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)から『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019年6月28日公開)へ。現在、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)は最大の転換点を迎えつつある。『アイアンマン』(2008)に始まった11年間の物語は、『エンドゲーム』でひとつの決着を迎え、新たな方向へと舵を切っていくのだ。
ところがマーベル・スタジオは、『ファー・フロム・ホーム』後のラインナップをいまだ明らかにしていない。かねてよりケヴィン・ファイギ社長は、『ファー・フロム・ホーム』後の計画について、詳細を2019年夏に発表すると明言してきた。今、その「2019年夏」が間近に迫っている。
2019年夏、巨大発表近づく
米ComicBook.comのインタビュアーは、気になる発表に先がけて、ケヴィン社長に『エンドゲーム』以後の動向を尋ねている。『エンドゲーム』は新たな展開へとバトンを渡す作品だったのか、それともユニバース全体を横に広げていくものだったのか。するとケヴィン社長は「両方です、両方が組み合わさっていると言えます」と答えたのだ。
「この1~2年ほどお話ししてきたように、私たちは次に来るものを正式にお話しするため、『エンドゲーム』と『ファー・フロム・ホーム』の公開を待ってきました。もう少しです。『ファー・フロム・ホーム』はもうすぐ公開です。全てが明らかになりますよ。」
マーベル・スタジオは、2019年7月18~21日(米国時間)に開催されるポップカルチャーの祭典「サンディエゴ・コミコン」にて大型プレゼンテーションを実施すると報じられている(公式発表はなされていない)。その後、8月24日(米国時間)には、ディズニーのファンイベント「D23 Expo 2019」の映画プレゼンテーションにも登場する予定だ。これらのイベントにて、「全てが明らかに」なるとみられている。
現在、ケヴィン社長はコミコンとD23での発表について、それぞれ異なる仕掛けが用意されていることを示唆してもいる。
「(コミコンとD23に)両方参加したことは、これまでに少なくとも2回あったと思います。今年がそうなるとしたら、(イベントのそれぞれに)内容を割り当てたり、それぞれに独自の工夫を加えることになりますね。」
マーベル・スタジオは、『ファー・フロム・ホーム』後の映画作品ラインナップのほか、ディズニーの映像配信サービス「Disney+」にて発表するドラマシリーズの詳細発表を控えてもいる。2019年の夏、MCUファンは2段階のサプライズに備えなくてはいけないのかもしれない。