『エイリアン』未発表の新作ゲーム、ディズニーの20世紀フォックス買収で制作中止になっていた

全世界を震撼させた映画『エイリアン』シリーズの世界を題材にした未発表のゲームが、ディズニーによる20世紀フォックスの買収を受けて制作中止となっていたことがわかった。開発を担当する予定だったゲーム制作会社「3D Realms」の副社長フレデリク・シュライバーがTwitterで明かした。
Yup. Game was called Aliens: Hadleys Hope. We went quite far into pre-production before the Disney/Fox acquisition, and then we had to cancel it, and move on with something else.
Maybe some day! I bet yours was very different than ours? pic.twitter.com/brpq4FgwWT
— Frederik Schreiber (@Freschism) February 11, 2020
「タイトルは『Aliens: Hadley’s Hope』。製作準備はずいぶん進んでいたにもかかわらず、ディズニーがフォックスを買収したあとに打ち切らざるを得なくなって、別のゲームの制作に移ることになってしまったんだ。またの機会にってことかな!」
フレデリクの投稿によれば、ゲームコンセプトは、大量のエイリアンが生息する惑星を舞台に、うまく噛み合わない入植者と海兵隊が協力して、自身の卵を守るためなら手段を選ばない無慈悲な女王エイリアンに命がけで立ち向かうというもの。他の4人のプレイヤーと協力しながらエイリアンを倒し、サイドミッションをクリアしていくことでストーリーを進めることができる、チームワークと戦略が必要不可欠なPvE型(プレイヤー対環境もしくはプレイヤー対敵)のアドベンチャー・シューティングを予定していたとのことだ。なお元Boss Key Productionsのゲームデザイナー、クリフ・ブレジンスキー氏も、ディズニーのフォックス買収により、別のゲーム版『エイリアン』の企画がお蔵入りしてしまったことを明かしている。
Funfact: Before BKP shut down we were in talks to do a new game in the Aliens franchise with Fox.
Then Disney bought them and that got lost in the shuffle, darnit.
— Cliff Bleszinski (@therealcliffyb) February 10, 2020
『エイリアン』を基にした近年のゲームには、2014年に発売された『エイリアン アイソレーション(Alien: Isolation)』や、2019年1月に『エイリアン』ユニバース拡大の皮切りとなる作品として制作されたゲームアプリ『エイリアン:ブラックアウト(Alien: Blackout)』などがある。ディズニーが『エイリアン』の権利を握っているいま、今後の動向が気になるところだ。
|
『エイリアン』 |
Sources: VG24/7