『アリータ』続編「ぜひやりたい」「実現させたい」とプロデューサーが意欲

2019年の公開直後よりファンの間で強く望まれている『アリータ:バトル・エンジェル』(2019)の続編が製作される可能性について、プロデューサーのジョン・ランドーが新たに言及している。
『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』のプレミア上映で米Deadlineの取材に応じたランドーは、「『アバター』の続編以外で、近い将来に手がける作品はありますか?」との質問に回答。「『アリータ:バトル・エンジェル』という映画があるんですが、この作品へ戻って続編をやりたいですね。ロバート(・ロドリゲス監督)と話をしていて、実現できたらよいのですが」と、自ら『アリータ』の名を挙げた。
その時期については、「私は何事にも期限をつけたりしません。(実現しなかったら)非難されてしまいますからね」と答えている。
『アリータ:バトル・エンジェル』は、木城ゆき原作によるコミック『銃夢』をハリウッドで初めて実写映画した作品。地球と火星連邦共和国(URM)の間で繰り広げられた没落戦争(ザ・フォール)から300年後の未来を舞台に、人間として感情に目覚めたサイボーグの少女アリータが、最強戦士として世界の命運に立ち向かっていく物語だ。
続編映画については、第1作の莫大な製作費に対して興行成績が振るわなかったことや、製作の20世紀フォックスがディズニーに買収されるといった複数の要因が重なり、逆風が吹いていた。しかし、ファンの間では根強い支持の声が絶えず、2020年6月には本作のファンコミュニティ「The Alita Army(アリータ・アーミー)」が、ロサンゼルスの高層ビルに続編を求める巨大広告を掲載して話題に。
こういった熱狂的なファンのキャンペーン運動や精力的な活動にはキャストも感銘を受けている様子で、イド役のクリストフ・ヴァルツは、「(本作には)信者がいるのを知っているので、これまでに何の話もないことに少しガッカリしていますし、びっくりしています」と反応。過去にはロドリゲス監督が配信サービスでの展開に意欲を見せていたこともあり、プロデューサーのジェームズ・キャメロンに続編を打診したとも語っていた。
プロデューサーも今なお実現を望む『アリータ:バトル・エンジェル』続編について、朗報が届くことになるだろうか。
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Source:Deadline