『アベンジャーズ/エンドゲーム』は「全編がネタバレ注意」 ─ 「絶対にネタバレしないで」公式が注意喚起の拡散呼びかけ

いよいよ、いよいよである。マーベル・シネマティク・ユニバース(MCU)11年の集大成で、壮大なるサーガの頂点『アベンジャーズ/エンドゲーム』が2019年4月26日(金)より公開となる。指折り数えて待った日々も間もなく終わるのだ。
万全の体制で鑑賞に挑むには、何が何でもネタバレだけは回避しなければならない。真剣なファンたちは、公開数日前の段階から徐々にSNSを断ったり、または「アベンジャーズ」「エンドゲーム」などのキーワードを含む投稿がタイムラインに表示されなくなるミュート設定をかけるなど、自衛に余念がない。
何か言えばネタバレになる
それもそのはず、『アベンジャーズ/エンドゲーム』は「全編がネタバレ注意」だというのだ。エグゼクティブ・プロデューサーのルイス・デポジートは米開催のワールドプレミアの場で、「全てネタバレになるから何にも言えない」と口を閉じた。「何か言ったらネタバレになっちゃうから、大変なことになっちゃう!」
シリーズ第一作『アイアンマン』(2008)からMCUを支え続けてきたデポジート氏にとって、その集大成となる『エンドゲーム』への思い入れは並大抵のものではない。製作の段階で40~50回は観ているというが、そのデポジート氏にして「毎回息が詰まるんです。何度も目に涙が浮かびました」と言わせる『エンドゲーム』、果たしてどんな驚きが潜んでいるのか…。ちなみにデポジート氏は本作について、「映画冒頭からもうずっと大好きなシーン」と表現。全編がネタバレ注意で、全編が大好きなシーン…、まさに「頂点」として相応しいようではないか。
ネタバレはやめて
映画そのものがトップシークレットに値するとあって、製作陣が「#エンドゲームのネタバレはやめて(#DontSpoilTheEndgame)」と呼びかけるのも無理はない。嘆かわしいことに、『エンドゲーム』本編映像が何者かの手によってネットに流出する事件も発生している。
ルッソ兄弟監督に「この数週間に『エンドゲーム』をご覧になったなら、ほかの方々に内容をお話しするのはやめてください。あなたが自分の体験を台無しにしたくないと思うのと同じように」と書かれた声明文を発表させるに至らしめたこの事件は、マーベル・スタジオ製作社長ケヴィン・ファイギも困らせたのだ。ファイギ氏は米USA Todayのインタビューに、「嬉しいことではない。ダメですよ。良くない」と顔を歪めた。「でも、ファンの皆さんの反応が期待通りで」と続けると、11年を共に連れ添った世界中のファンが誇らしいようで、笑顔も見せる。「“消せ、取り下げろ、絶対見るな、絶対にネタバレするな”という反応でしたから、良かった。」
公開を目前にして、米マーベル・スタジオ関連の一連の公式アカウントは一斉に注意喚起のツイートを投稿。「#エンドゲームのネタバレはやめて(#DontSpoilTheEndgame)」との画像を、スクリーンショットとシェアするように呼びかけた。
Screenshot. Share. #DontSpoilTheEndgame pic.twitter.com/5mTmsnM7uZ
— The Avengers (@Avengers) April 23, 2019
映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』は2019年4月26日(金)全国ロードショー。サノスは沈黙を求める。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-endgame.html
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Source:Comicbook.com,USA Today