スピルバーグの製作会社、宇宙人との遭遇を描くドキュメンタリー「エンカウンターズ -UFOとの遭遇-」手掛ける ─ 日本のエピソードも登場

『未知との遭遇』(1977)や『E.T.』(1982)、『宇宙戦争』(2005)などで宇宙人が登場する映画を手がけてきた名監督スティーブン・スピルバーグが宇宙人についてのドキュメンタリーシリーズの製作に関わることが分かった。スピルバーグ率いるテレビ番組製作会社アンブリン・テレビジョンがBoardwalk Pictures、VICE Studiosと共同で製作するドキュメンタリーシリーズ「エンカウンターズ -UFOとの遭遇-」が2023年9月27日よりNetflixにて配信される。ことを米Deadlineが報じている。
全4エピソードから成る「エンカウンターズ -UFOとの遭遇-」は、各話完結形式で配信される。テキサス州の小さな町の上空にて輝く謎の光、ウェールズの沿岸部の村に浮かんでいた潜水可能な宇宙船、ジンバブエの学童が宇宙人に遭遇した話、人間以外の知能が日本の原子力発電所に干渉しているのではないかという噂……と、さわりの部分だけでも興味をそそられるものばかり。科学者や軍隊関連の職員たちの解説により、宇宙人との遭遇が、人間の生活や家族、コミュニティにいかにインパクトを与えるかを強調して描くものとなるようだ。
本シリーズのメガホンを取るのはヨン・モツキン。若き起業家たちに迫るHBO maxのドキュメンタリーシリーズ「ジェネレーション・ハッスル」(2021)などを手がけるなど、TVシリーズでキャリアを重ねている注目株だ。ロバート・ダウニー・Jr.によるドキュメンタリー番組「The Age of A.I.(原題)」で製作総指揮を務めた実績も持つ。
スピルバーグは最新監督作『フェイブルマンズ』を経て、「これから何をしていいのか分からない」とアイデアが湧かないことを吐露していた。一方で、スタンリー・キューブリックが未完にしていたナポレオンの伝記映画『Napoleon(仮題)』の製作に着手したり、TVドラマへの関心を口にしたりとクリエイティブな意欲が止まっている気配は全くない。「エンカウンターズ -UFOとの遭遇-」にスピルバーグが個人としてどこまで関与するのか現段階では不明だが、観る者を絶えずわくわくさせる、スピルバーグらしいエッセンスが作品にいかに反映されるか要注目だ。
ドキュメンタリーシリーズ「エンカウンターズ -UFOとの遭遇-」は2023年9月27日よりNetflixにて配信予定。
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