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映画・ソフトが一段落した今だから読んでおこう!『アメコミフロントライン』は映画から入るアメコミファン必見本!

追いかけるのもの大変なぐらいのアメコミ映画・ドラマの公開・販売ラッシュが続いた2016年。

マーベルシネマンティックユニバースはもちろん、DCエクステンデットユニバースも本格化。
間にはアメコミドラマのDVD&ブルーレイBOXも発売されたりとほぼ月一ペースで新作が続いてきましたが、次は年明けの「ドクター・ストレンジ」ということで、やっとのことで、一段落ムードです。

そんな中、日本におけるアメコミパイオニアライターが集結して一冊、10月の末に「アメコミフロントライン」という本が出版されました。

アメコミ特集本というと数十年に及び原作コミック(アメリカ流でいうとコミックブック)の歴史を滔々と語っていくものが多いのですが、こちらは映画版・ドラマ版に特化している部分が多くて、映画から入った人間にはもってこいの内容です。
各章の間にある“アメコミ関係者解説”もコンパクトにまとまっていて助かります。
「スーサイド・スクワッド」や「ジャスティスリーグ」「デッドプール」などなど、直近のネタをたっぷりと書いてくれているのもの楽しいです。

イラスト・ビジュアルが少なめなのは寂しいく感じる方もいると思いますが、そこに触れると一気に原作コミックの話になってしまうので、ここは一つの解説本として割り切ってしまえば問題はないです。

それと、ここへきてのブームで一気に増えた翻訳版コミックですが、ここまで増えるとどれに手を付けていいのかわかりませんが、興味・志向に合わせて厳選したタイトルを挙げてもらっているので助かります。
アメコミといえばマーベルとDCですが、それ以外の第三極にも触れてくれています。
「ウォーキング・デッド」がアメコミ原作だったんだよななどということにも改めて気が付かせてくれます。

映画・ドラマの最新情報や動向もふんだんに盛り込んだ一冊。読書の秋、本棚に一冊ならべてみてはいかがでしょうか?

Writer

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OsoneRampo≒村松健太郎村松 健太郎

≒村松健太郎。脳梗塞との付き合いも10年目。 映画祭の審査員、映画学校を手伝い。シネマズBY松竹にて執筆も。 映画を広げるのに便利な舞台とか本とかも・・・・。黒手袋て杖をついていれば私です、

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