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ラッセル・クロウ、ジャック・オーディアール監督『預言者』米リメイク版に出演へ

ラッセル・クロウ
© Photoshot 写真:ゼータ イメージ

『グラディエーター』(2000)『ノア 約束の舟』(2014)などで知られるラッセル・クロウが、フランスの名匠ジャック・オーディアール監督作品『預言者』(2009)のハリウッド版『American Son(原題)』に出演することがわかった。米Varietyが報じている。

米パラマウント・ピクチャーズ製作『American Son』は、主人公の男が、冷酷なマフィア(ラッセル・クロウ)によって支配される刑務所に投獄される物語。過酷な世界で生き延びていくため、男は異なる人種、文化や信仰をもつ人々からなる犯罪組織を結成して闇社会をのし上がっていく……。

脚本は『シャッター アイランド』(2010)『夜に生きる』(2016)の原作者であるデニス・ルヘインが手掛ける。監督を務めるのは、ラッパーとしても知られるアンドリュー・オンウボルだ。長編映画デビュー作『Blue Story(原題)』(2019)は、自身の体験を基に描いた野心作で、米Rotten Tomatoesで97%という驚異的な評価を叩き出している。

Colliderにて、以前、オンウボル監督は『American Son』とオリジナル版は「非常に異なる」と語っていた。

「まったくもって別の作品だと感じるでしょう。実に現代的で、原作と同じような力強い物語に仕上げていますが、僕たちは異なる人種について語っています。[中略] みなさんが『預言者』を愛している理由は分かりますよ。『American Son』も同じぐらいに楽しんで頂けるでしょう。物語自体は『預言者』と似ていますが、オリジナル版と比べて、とてもユニークで独立した作品ですね。これ以上は何も言えないんです。とにかく、撮影開始まで待ちきれません。」

なお製作の進捗については、2020年5月7日(米国時間)時点で「今のところは順調に進んでますよ。キャスティングをしている最中で、ロケハンはすべて終えています」と語っている。「もう少しで主演俳優との契約も結べそうです。実現すれば、物凄く特別なことになるでしょう」。監督が言及している“主演俳優”がラッセル・クロウのことなのか、あるいは主人公の男を演じる俳優を指しているのかは定かではない。このあたりは続報に期待したいところだ。

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Sources: Variety, Collider

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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