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『トレインスポッティング』『アメリカン・サイコ』原作者が新作ドラマでタッグへ ─ 米国のタブロイド紙文化を描く風刺劇

アーヴィン・ウェルシュ
Photo by Edinburgh International Film Festival https://www.flickr.com/photos/edfilmfest/1146768189/

『トレインスポッティング』シリーズの原作者アーヴィン・ウェルシュ、『アメリカン・サイコ』(2000)の原作者ブレット・イーストン・エリスが、米国のタブロイド紙文化を風刺したドラマシリーズ「American Tabloid(仮題)」で共同製作することがわかった。現在は二人とも、契約の最終段階にあるとのことで、契約締結後、開発作業に移行するようだ。米Deadlineなど複数のメディアが報じている。

「American Tabloid」は道徳や倫理、ポリティカル・コレクトネスを無視し続けた週刊紙の数十年間に渡る物語。本作の製作を務める製作会社Burning Wheelのシェリー・ハモンドは、ウェルシュとエリスの起用について、「この作品の正当性を保つ為にも、容赦なく踏み込める作家を採用する必要があると確信していました」と語っている。『トレイン・スポッティング』で薬物依存の恐怖について“容赦なく”描いたウェルシュ、『アメリカン・サイコ』で誰もが羨む人生を謳歌していた男が殺人鬼に目覚める瞬間を“容赦なく”描いたエリス。まさに二人にとって相応しい題材と言えるだろう。

アーヴィン・ウェルシュは『トレインスポッティング』の他、ジェームズ・マカヴォイ主演『フィルス』(2013)の原作小説も執筆。また、ウェルシュとBurning Wheelは本作に限らず、ダニー・ボイル製作総指揮の音楽映画『Creation Stories(原題)』でも既に仕事を共にしているのだ。一方、ブレット・イーストン・エリスは『アメリカン・サイコ』の他、ロバート・ダウニー・Jr.出演『レス・ザン・ゼロ』(1985)などの原作小説を手掛けている。

Source: Deadline

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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