クレイヴン・ザ・ハンター俳優がアンドリュー・ガーフィールドと対談、役作りの苦労を語る「あなたなら分かりますよね」

米ソニー・ピクチャーズ製作『スパイダーマン』シリーズの新スピンオフ映画『クレイヴン・ザ・ハンター(原題: Kraven the Hunter)』で主演に抜擢されたアーロン・テイラー=ジョンソンが、本作への挑戦をスパイダーマン俳優として知られるアンドリュー・ガーフィールドに語った。これまでヒーローキャラクターを演じてきたアーロンが、同じくヒーロー俳優であるアンドリューに打ち明けた思いとは……?
これまで、『キック・アス』(2010)のギークヒーローや『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)のピエトロ・マキシモフ/クイックシルバーなど、有名ヒーローを演じてきたアーロンは、『クレイヴン・ザ・ハンター』でアンチヒーローを演じることになる。スパイダーマンのヴィランとして知られるクレイヴン初の映像化とだけあり、新作への期待は大きい。
このたび米Hero Magazineでは、クレイヴンの敵であるスパイダーマンを演じたことのあるアンドリューがインタビュアーとして、アーロンに質問をするという夢の企画が実現した。『キック・アス』での演技を「羨ましかった」「すごくチャーミングで惹きつけられた」と絶賛したアンドリューは、アーロンに「これから、皆にもすごく馴染みがある、好みも甚だしいモノ(役)へと足を踏み入れるけれど──もちろん君がこれに耐えられるほど大人でタフなことも知っているけど──今はどういう気分?」と質問。アーロンは「チャレンジはあります。あなたなら分かりますよね!」と答え、アイコニックなスパイダーマン役を演じてきたアンドリューに共感を求める。
これに、アンドリューは「今の君は完璧じゃん。カラダも顔も、そのヒゲも髪も。まるでコミックからそのまま出てきたみたいだし、最高だね」とアーロンを褒めちぎる。するとアーロンはクレイヴンの役作りについて、身体的な面と精神的な面の両方から、次のように語り始めた。
「“彼はこのような見た目だから、自分もそうならければ”っていう風に、身体的な観点からするとコミックの姿通りにアプローチしますよね。そこから引き返して、さらに深く掘り下げていって“これが彼のオリジンで、彼は誰々と関係があるから……”って調べていくんです。蘇らせることのできるモノを演じることになるんだと願うばかりですよ。解釈には余地がありますし、自分のやりたいようにページから飛び出させることができるんですから、そこがまた別の大変なことです。常に、自分にプレッシャーをかけることについて話し合っています。そうした議論を呼びそうなことからは逃げないですし、それが何なのかも分からないですけれど、とにかく僕は刺激をくれるかもしれないものに常に惹かれるんですよね(笑)。」
アーロンのコメントに「それが人生だよね」と語り、マインドセットを支持したアンドリュー。アーロンの真剣な取り組みが垣間見られる対談となったが、なおさら新たなアンチヒーロー誕生に期待が膨らむばかりだ。ちなみに、アンドリューはアーロンの容姿を絶賛していたが、その姿はHero Magazineのインタビューページで確認することができる。クレイヴン同様に筋骨隆々な身体つき、さらにはヒゲも生やしたアーロンが写っている。
▼クレイヴン・ザ・ハンター の記事
Source: Hero Magazine