マッツ・ミケルセン『アナザーラウンド』ハリウッドリメイクへ ─ レオナルド・ディカプリオが製作、主演の可能性も

『アナザーラウンド』(2021年9月3日公開)が、ハリウッドでリメイク(タイトル未定)されることがわかった。2021年アカデミー賞国際長編映画賞にも輝いた本作の英語版では、レオナルド・ディカプリオが製作として就任。米Deadlineが報じている。
『アナザーラウンド』は、カンヌ国際映画祭に選出され、アカデミー賞をはじめ世界中の映画賞を総なめにした話題作。マッツ・ミケルセン演じる冴えない高校教師とその同僚3人は、「アルコール濃度を一定の度合い保つと仕事の効率が良くなり想像力がみなぎる」という理論を証明するため、酒を飲み続けるという実験に取り組むことに。仕事中でもお構いなしに酒を飲み常に酔った状態を保つと、授業も楽しく、生き生きとしたものになっていき、生徒たちとの関係性も良好になっていくというものだ。ところが、実験が進むにつれ、段々と制御不能になるという筋書きである。
リメイク版の脚本家は現在探している最中とのことで、監督も不明。出演者については詳しく伝えられていないが、ディカプリオが製作とあわせて主演も兼任する可能性があるとのこと。『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013)など、酩酊状態で踊る姿も印象的だったディカプリオ。主演を務めたら上手く演じられそうだ。
なお、オリジナル版で主演を務めたのは、マッツ・ミケルセン。英語も流暢に話せるため、リメイク版でも続投を希望する声もあるが、監督を務めたトマス・ヴィンターベアは、「マッツが引き受けるかどうかはわからない」と答えていた。
映画『アナザーラウンド』は、2021年9月3日(金)新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイントほか全国公開。