『アントマン&ワスプ:クアントマニア』新予告編が米公開 ─ 征服者カーン本格登場

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画『アントマン&ワスプ:クアントマニア』の新予告編が公開された。
宇宙の生命の半分が消されていた『アベンジャーズ/エンドゲーム』では量子世界を使ったタイムトリップの可能性に気づき、キャプテン・アメリカや、天才トニー・スターク(アイアンマン)らに伝えたアントマン。これをヒントにアベンジャーズは過去の時代からインフィニティ・ストーンを回収、サノスとの最終決戦へ繋がるアベンジャーズでも最も重要な役割を果たしていた。
本作でスコット・ラングは、愛するホープ(ワスプ)、娘のキャシーら家族とともに幸せな日々を過ごしていたが、実験中の事故によってキャシー、ピム博士(ホープの父、初代アントマン)、ジャネット(ホープの母、初代ワスプ)と共に量子の世界に引きずり込まれてしまう。
そこに登場したのは、MCUにおける次期ラスボス級ヴィランとなる征服者カーン。カーンはスコットに「お前には娘がいる。しかし多くの時間を失った。私のように。助け合おうじゃないか」と、何かしらの取引を持ちかける。
「お前は誰だ」と怪しむスコットに、「私はお前が望むものを与えられる、唯一の男だ」とカーン。それは「時間」だ。
スコットは『アベンジャーズ/エンドゲーム 』で量子世界から戻ったが、その間に娘は成長し、世界は様変わりしていた。予告編でジャネットが語るところによれば、カーンは「現実を書き換え、タイムラインを破壊することができる」という。続く映像ではスコットが分裂し、二体となっている。
どうやらスコットは、失われた(家族との)時間を取り戻すため、カーンの正体に構わず、その提案に乗ってしまったようだ。「彼なら、第二のチャンスを与えてくれる」。
とこが、運命は思わぬ方向へ転がっていく。身体が紐のように解けていくアントマンや、無数のアントマンの中で埋もれるスコット・ラングなど、奇想天外な映像が続く。実写初登場となる人気ヴィランM.O.D.O.K.や、ついにその凶暴性を示したカーンとの肉弾戦も目にすることができる。
カーンの猛攻を受けたアントマンはヘルメットも破壊され満身創痍だが、「お前に勝つ必要はない。2人もろとも敗北だ」と言い放つ。もしやスコットは、カーンを道連れに滅びる作戦なのか。
本作の監督は『アントマン』シリーズ前2作品を大ヒットへ導いたペイトン・リード(『イエスマン “YES”は人生のパスワード』など)が続投。脚本は次のアベンジャーズ映画作品『アベンジャーズ :カーン・ダイナスティ(原題)』も担当する事が噂されるジェフ・ラブネスだ。
キャスト陣は、ポール・ラッド(アントマン)、エヴァンジェリン・リリー(ワスプ)、マイケル・ダグラス(ハンク・ピム)、ミシェル・ファイファー(ジャネット・ヴァン・ダイン)、ジョナサン・メジャース(カーン)、キャスリン・ニュートン(キャシー)に加え、役柄は不明だがハリウッドのレジェンド俳優ビル・マーレイも参戦。

『アントマン&ワスプ:クアントマニア』は2023年2月17日、全国劇場公開。
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