【ネタバレ】『アントマン&ワスプ:クアントマニア』あのキャラの出番がバッサリ削られていたことが判明

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『アントマン&ワスプ:クアントマニア』ビル・マーレイの出番が短縮されていた
『アントマン&ワスプ:クアントマニア』では、アントマン/スコット・ラング、キャシー・ラング、ワスプ/ホープ・ヴァン・ダイン、ジャネット、ハンク・ピムが引きずり込まれた量子世界での冒険が描かれた。ジョナサン・メジャース演じる征服者カーンの初登場が注目だが、他にも『ゴーストバスターズ』シリーズでお馴染みのビル・マーレイのMCU参戦もポイントだ。
マーレイが演じたのはクライラー卿という名の特権階級の男。人間のような見た目をしているが、厳密には人間ではないと劇中では説明されている。ジャネットが長年量子世界に閉じ込められていた間、何やら親密な仲になっていたらしいことや、カーンに手懐けられていることなどが語られた。
クライラーは奇妙なバーでホープ、ジャネット、ハンクを出迎えて量子世界における情勢について説明したが、出番はこのシークエンスに限られ、出演時間はそう長くなかった。リード監督によると、どうやらクライラーの場面は必然的に短縮されていたようだ。
カットされたというのは、クライラーがジャネットらとやりとりをした後の流れだ。当初は、クライラーがジャネットを誘拐しカーンの元に届けようとしたところ、それに失敗したことで投獄されるという流れがあったという。さらに、クライラーが後の脱獄シーンの一部に加わるという展開が用意されていたというのだ。
しかし監督は、「カーンのストーリーにたどり着きたいがためのことだったが、プロットが進まず、余計な展開になった」「ストーリーに貢献できていなかった」と判断したためバッサリカット。完成版でクライラーは、巨大化したイカのような食用軟体生物に襲われたまま退場する始末となっている(クライラーがあれを生き延びたかどうかは不明だ)。
なお『クアントマニア』では、他にもカットされたシーンがあることが既に判明している。見た目の違うホープが幼い子どもを設けている様子だ。おそらくマルチバースでの別のホープの姿を描くものだったと想像される。
『クアントマニア』は、『アントマン』シリーズでは最長の124分の上映時間となった。前2作が120分以内に収まっていたのは、「コメディには長居しない」とのリード監督のモットーによるもの。『アントマン』映画は120分以内であるべきとの持論だが、『クアントマニア』では「そのルールを曲げたんです」。
監督によれば、当初の“ディレクターズカット”は「2時間45分、2時間35分くらい」の尺だったが、そこからいくつかのシーンをカットしたり、短縮したりした。例えば、ジャネットがカーンといかに出会い、仲を深めたかのフラッシュバックシーンはもっと長かったそうだ。「映画が何を必要としていて、何を外したがっているかが分かるようになってくるんです」と監督は編集プロセスを振り返っている。
『アントマン&ワスプ:クアントマニア』は上映中。
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Source:IndieWire