『アントマン&ワスプ:クアントマニア』は「SF戦争映画」、プロデューサーが明かす

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画『アントマン&ワスプ:クアントマニア』は、ライトでコミカルだったシリーズ前2作から一転、今度は“SF戦争映画”だという。プロデューサーのスティーブン・ブルサード氏が語った。
マーベル・スタジオが本国で発表したプレスリリースにて、ブルサード氏は「『アントマン&ワスプ:クアントマニア』にはたくさんの要素があります。まずは何よりもファミリー・アドベンチャー。スーパーヒーローの家族が、量子世界の冒険に巻き込まれるというストーリーです」と説明。しかし、物語はその先で二転三転するようだ。
「(量子世界で)本作は壮大なSF戦争映画になり、また子どもの成長物語にもなります。ありとあらゆるものが、この一本の映画に詰まっているんですよ。」
スーパーヒーロー映画に異なるジャンルを掛け合わせることを得意技とするMCUにおいて、『アントマン』シリーズは強盗映画・犯罪コメディの影響を強く受けてきた。しかし、先日公開された本予告編でも明らかなように、『アントマン&ワスプ:クアントマニア』では過去作になかったスケールと、アントマン/スコット・ラングと征服者カーンのシリアスな戦いが見どころとなりそうだ。それにしても「SF戦争映画」とは、予告編からも想像のつかない展開が待っているのかもしれない。
ちなみにブルサード氏は、2025年公開『アベンジャーズ:カーン・ダイナスティ(原題)』までの物語を開幕するといわれる本作を「今後のMCUにとって重要かつ不可欠」とも形容している。『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)までのインフィニティ・サーガで、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)が大きな意味を持っていたように、この作品もまたMCUの歴史で決して無視できない一作となるはずだ。
映画『アントマン&ワスプ:クアントマニア』は、2023年2月17日(金)日米同時公開。
▼ 『アントマン&ワスプ:クアントマニア』の記事
マーベル、『アントマン&ワスプ:クアントマニア』の不評に衝撃 ─ 「もはや内部のバロメーターは機能していない」? 再検討の時期なのかも 「ロキ」シーズン2、ジョナサン・メジャースは「重要な役割に」 ─ 征服者カーンの変異体、どう繋がる? コミックにも登場 ソー役クリス・ヘムズワース、『アントマン』新作を観ていない理由を語る ─ ソー役もしばらく休業意向か 「ユニバースの危機と言われても」 『アントマン&ワスプ:クアントマニア』ヴェブの未公開シーン ─ デヴィッド・ダストマルチャンが演じる姿 役者ってすごい 『アントマン&ワスプ:クアントマニア』脚本家、MCU内部情報をリークしたとの噂を否定 ─ 『アベンジャーズ』降板説も浮上 複雑な経緯、解説します
Source: Disney/Marvel