『アントマン&ワスプ:クアントマニア』は『ウィンター・ソルジャー』『シビル・ウォー』並の重要作になるとプロデューサー

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画『アントマン』(2015)『アントマン&ワスプ』(2018)は、『アベンジャーズ』シリーズの“箸休め”的な作品だと称されることも少なくなかった。しかし、シリーズ第3作『アントマン&ワスプ:クアントマニア』で製作総指揮を務めるスティーヴン・ブルサードは、本作がMCUにおける重要作になると予告している。
本作の本国プレスリリースによれば、『クアントマニア』がMCUで果たすことになる役割について、ブルサードは以下のように言及している。
「私たちは、S.H.I.E.L.D.の崩壊を目の当たりにし、その影響をMCU全体が受けたような『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』といった映画について語り合いました。それから『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』もまた、ヒーローたちが分裂して陣営やバトルが分かれた映画で、この映画にMCUの未来がかかっているようなところがありましたた。この『アントマン』映画を、今後のMCUにとって重要かつ不可欠なものにするというアイデアがとても気に入っています。」
『ウィンター・ソルジャー』(2014)で描かれたS.H.I.E.L.D.の崩壊と『シビル・ウォー』(2016)アベンジャーズ分裂の余波は、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)や『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)まで続くほどの大きな影響を与えた。ということは両作のように、『クワントマニア』がフェーズ5~6に大きな影響を及ぼす中核的な作品になることは間違いなさそう。
『クワントマニア』には、インフィニティ・サーガのスーパーヴィラン、サノスに匹敵するラスボス的な征服者カーンが本格的に登場するだけでなく、『アベンジャーズ』シリーズの新作『アベンジャーズ/ザ・カーン・ダイナスティ(原題)』のストーリーに直結することも分かっている。これまでコメディ要素も大きかった『アントマン』シリーズだが、いよいよ第3作でシリアスな本領を発揮することになりそうだ。
『アントマン&ワスプ:クアントマニア』は、2023年2月17日に日米同時公開。
▼ 『アントマン&ワスプ:クアントマニア』の記事
マーベル、『アントマン&ワスプ:クアントマニア』の不評に衝撃 ─ 「もはや内部のバロメーターは機能していない」? 再検討の時期なのかも 「ロキ」シーズン2、ジョナサン・メジャースは「重要な役割に」 ─ 征服者カーンの変異体、どう繋がる? コミックにも登場 ソー役クリス・ヘムズワース、『アントマン』新作を観ていない理由を語る ─ ソー役もしばらく休業意向か 「ユニバースの危機と言われても」 『アントマン&ワスプ:クアントマニア』ヴェブの未公開シーン ─ デヴィッド・ダストマルチャンが演じる姿 役者ってすごい 『アントマン&ワスプ:クアントマニア』脚本家、MCU内部情報をリークしたとの噂を否定 ─ 『アベンジャーズ』降板説も浮上 複雑な経緯、解説します
Source:Comicbook.com