『アクアマン』世界興収、ついに10億ドル突破の快挙達成 ─ DC映画史上最高記録にも王手

ワーナー・ブラザース&DCコミックス製作、映画『アクアマン』の全世界興行収入が10億ドルを突破したことがわかった。
米Box Office Mojoによると、『アクアマン』の全世界興行収入は、2019年1月13日(米国時間)時点で10億2,026万1,781ドルに到達。これは日本円で1,103億円(1ドル約108円換算)以上という数字で、『マン・オブ・スティール』(2013)に始まったDC映画ユニバースとしては第6作にして初の快挙となる。
DCコミックス原作映画としては、すでに『ダークナイト』(2008)の10億493万ドルをも超え、残すライバルは『ダークナイト・ライジング』(2012)の10億8,493万9,099ドルのみ。この記録も近日中に更新されるとみられ、すでに『アクアマン』はDC映画史上最高記録の樹立に王手をかけている状況だ。
また以前から伝えられているように、『アクアマン』の特徴は中国をはじめとした米国以外での驚異的な人気にある。同じく1月13日の時点で米国興収は2億8,786万1,781ドル、海外興収は7億3,240万ドルという内訳だ。
2018年に米国で公開された映画のうち、世界興収が10億ドルを突破したのは『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』、『ブラックパンサー』、『ジュラシック・ワールド/炎の王国』、そして『インクレディブル・ファミリー』に次いで本作が5本目。なお、ワーナー・ブラザース作品としては史上5作目となる。
ジェームズ・ワン監督が感謝のコメント
『アクアマン』の興収10億ドル突破にあたって、ジェームズ・ワン監督は世界中の観客のほか、本作の出演者・スタッフに感謝を述べている。
「まずは世界中のファンのみなさん、観客のみなさんに大きな愛と感謝を申し上げます。みなさんが『アクアマン』を受け入れてくださったこと、そしてこれほどの広い世界に届いたことを恐れ多く思っています。
アクアマンを映画史上もっともクールなヒーローの一人にしてくれた、そしてこのキャラクターの次世代の金字塔を作ってくれたジェイソン(・モモア)に、私は一生恩義を感じることでしょう。そして愛すべきキャラクターに生命を与えてくれた最高の出演者たち、アンバー・ハードやパトリック・ウィルソン、ニコール・キッドマン、ヤヒヤ・アブドゥル=マティーン2世、ウィレム・デフォー、テムエラ・モリソン、ルーディ・リンにも大きな感謝を。
それからもちろん、映画に関わった全員の素晴らしい達成なくして、この作品はこのようにはならなかったでしょう。この映画的体験をデザインし、作り出すために最高の仕事を求められた、各部門の代表からスタッフ全員の一人ひとりがいなければ。」
またワン監督は、自身のTwitterでもメッセージを投稿。こちらでは「アクアマン自身の言葉で『マハロ』(ありがとう)」と記し、同じく世界中のファンや出演者・スタッフへの感謝の意を評している。
THANK YOU from the bottom of my heart to everyone who has supported this underdog. For making this non-mainstream character (and yes — with leading POC individuals in front and behind the camera!) connect on such a huge global scale. In the words of Aquaman himself, “MAHALO” 🙏
— James Wan (@creepypuppet) 2019年1月13日
映画『アクアマン』は2019年2月8日(金)全国ロードショー。世界各国で最高の盛り上がりを経て、DC映画最大のヒーロー映画がまもなく日本にやってくる。
『アクアマン』公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/aquaman/
Sources: Box Office Mojo, Deadline, James Wan