『アクアマン2』メラ役アンバー・ハードの続投どうなる ─ 降板の噂を本人は否定「事実無根です」

DC映画『アクアマン』(2018)の続編『アクアマン2(仮題)』には、主演のジェイソン・モモアやオーム/オーシャンマスター役パトリック・ウィルソンなど、複数のキャストの続投が伝えられている。そんな中、ファンの間で注目されているのが、前作でヒロイン・メラ役を演じたアンバー・ハードの復帰だ。
元夫ジョニー・デップとの裁判が口火となり、一部ネット上で飛び交っているキャスト交代の憶測について、このたび米Entertainment Weeklyのインタビューに登場したハードが「事実無根」として真っ向から否定した。
ハードの続投が懸念されている大きな要因が、元夫ジョニー・デップとの間で展開されている裁判だ。かねてよりハードに対するドメスティック・バイオレンス疑惑が伝えられていたデップは、英国のタブロイド紙「The Sun」に「妻殴り(wife beater)」と形容されたことを受けて、同紙を相手取った名誉毀損裁判の最中にあった。
遡ること2019年11月には、『アクアマン』からハードの降板を望むジョニー・デップ側のファンが、米署名収集サイトChange.orgにて34,000枚にも及ぶ嘆願書を収集したことが伝えられた。2020年11月2日(米国時間)には状況が一転し、デップ側の敗訴が決定。その後デップは、出演を予定していた『ファンタスティック・ビースト』第3作から、製作のワーナー・ブラザースより求められる形で降板となった。これをきっかけにハード降板の署名数が急増し、現時点でその数は115万を超えている。
このこともあり、続投が懸念されるハードだが、「ソーシャルメディア上での噂や(抗議)活動は(キャスティングに)影響しませんよ。全くの事実無根ですから」ときっぱり一蹴。「『アクアマン』と『アクアマン2』はファンの声で実現したもの。来年の始動にワクワクしています」と続投の意向を示している。また、ハードは「撮影がすごく楽しみです」とも話しており、2021年中の開始を望んでいるという。
とはいえ、現時点で製作のワーナー・ブラザースからハードの出演に関する発表は出されていない。デップの降板を決定したのもワーナー側ということで、署名活動の急増も含めてスタジオの出方に注視したいところだ。
『アクアマン』続編には、モモアやウィルソンのほか、デイビッド・ケイン/ブラックマンタ役のヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世の続投もすでに決定済み。監督としての続投は不明なものの、前作を手がけたジェームズ・ワン製作の下、2022年の米国公開を目指して企画が進行中だ。
映画『アクアマン2(仮題)』は2022年12月16日に米国公開予定。
Source: Entertainment Weekly, Cinema Blend,Change.org