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シュワちゃんのドキュメンタリー「アーノルド」予告編 ─ 筋肉、役者、政治家としての素顔に迫る

アーノルド

永遠のアクションヒーロー、アーノルド・シュワルツェネッガーの軌跡をとらえるドキュメンタリーシリーズ「アーノルド」が2023年6月7日よりNetflixにて配信スタートとなる。予告編映像が公開された。

3部構成となる『アーノルド』はシュワルツェネッガーがオーストリアの田舎町で過ごした少年時代から、アメリカンドリームの最高峰となるまでを描くリミテッド・シリーズ。彼の友達や宿敵、共演者たちが、「鋼鉄の男」と呼ばれるボディビルダー時代からハリウッドでの成功、カリフォルニア州知事としての任期や、喜びと波乱に満ちた家族との生活まで、インタビュー形式で彼の人となりや半生に迫る。

トレーラー映像は、青年時代を回想するシーンから始まる。夥しい数のスポットライトやフラッシュを浴び、シュワルツェネッガーはポーズを決め、ベンチプレスを上げる。そして現在75歳のシュワルツェネッガーも同様にベンチプレスを持ち上げる。

「何千もの人々が『アーノルド!アーノルド!アーノルド!』と叫んでいました。何かがハッキリ見えるということは、それは必ずそこに辿り着けるということです」と語るシュワルツェネッガーは、自分の未来を確信していたのだろうか。

『ターミネーター』でマシンガンを撃ちまくるシーンや、両手に巨大なやかんを抱えた「日清カップヌードル」のCMなどアクションスターとして栄華を極めた姿が映し出されたあと、「異なるチャレンジを探していたんです」と述べるシュワルツェネッガー。俳優業の次に行く先は政界だった。

知事時代に側近だったと思しき女性は「彼にはスタッフもいなければ、リアルな計画もありませんでした」と激白し、また別の女性は「彼は政治のシステムを破壊したんです」とコメント。政治家として相当型破りだったようだが、シュワルツェネッガー自身も、「問題に次ぐ問題だらけでしたが、僕は皆が不可能だということをやりたかった」「私の成功も、そして失敗も人々に記憶されるだろう」と言及している。

一方で、結婚と子どもとの関係については大変だったと省みている。家族にとって痛みとなる原因を自分がもたらしてしまったと振り返り、残りの人生を家族と過ごすと決意したようだ。

「なぜそこで諦めなかったのですか?」と問われると、「私のビジョンは諦めることじゃないから。私のビジョンは山に登ること」と明朗に返し、「やるんだ、今やるんだ」と不敵にほほ笑む。

初のTVシリーズ出演作となるアクション・コメディドラマ「Fubar(原題)」が間もなく配信開始するほか、『エクスペンダブルズ4』 監督のアクション映画『Breakout』に出演が決定するなど、現役アクション俳優としてキャリアを更新し続けるシュワルツェネッガー。プライベートでは、路面のくぼみを近隣の住民たちと修繕する様子をTwitterに投稿したり、地域社会への貢献も積極的だ。『アーノルド』にはトップスターとして何十年も走り続ける彼のパッションの源が描かれているのだろう。

『アーノルド』は2023年6月7日よりNetflixにて配信開始。

Source:YouTube

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Yuka ShingaiYuka Shingai

携帯向け音楽配信事業にて社内SE、マーケティング業務に従事した後、妊娠・出産を機にフリーライターに転向。 映画とお酒と化粧品が好き。日課のオンライン英会話でもしょっちゅう映画の話をしています。

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