ドナルド・グローバー主演「アトランタ」2021年にシーズン3&4を連続放送へ ─ 出演者が全員ブレイク、多忙縫っての連続撮影に

『ライオン・キング』(2019)『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018)のドナルド・グローバーが主演・製作・脚本・監督を務める人気ドラマ「アトランタ」(2016-)のシーズン3&4が、2021年に米国で連続放送されることがわかった。米FXネットワークスのジョン・ラングラフ会長が明かした。
ラッパー、チャイルディッシュ・ガンビーノとしても活躍するドナルド・グローバーは、「アトランタ」に、脚本家・監督・俳優・プロデューサー・音楽家など、あふれんばかりの才能を詰め込んできた。2016年にシーズン1、2018年にシーズン2「アトランタ:略奪の季節」が米国で放送されると、シュールかつシニカルなユーモア、現代社会を撃つメッセージ、観る者の意表を突きつつも胸を打つエモーショナルなストーリー、スタイリッシュな映像と音楽には絶賛の声が寄せられ、シリーズはエミー賞やゴールデングローブ賞など多数の賞に輝いている。
FXの計画によると、「アトランタ」シーズン3は2021年1月に、シーズン4は2021年秋に米国で放送される見込み。ドナルドの意向により、シーズン3は全10話構成、シーズン4は全8話構成となる。当初、撮影は2020年春より開始されると発表されていたが、スケジュールの都合で正確な時期は未定。ただし、シーズン3&4の撮影が連続で実施されること、片方のシーズンは一部を米国外にて撮影予定であることは決定済み。ラングラフ会長によると、脚本作業は順調に進行中だという。
「アトランタ」のレギュラーキャストは、揃いも揃って大ブレイクを果たした。ペーパーボーイ役のブライアン・タイリー・ヘンリーは、『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018)や『チャイルド・プレイ』(2019)、『ジョーカー』(2019)、『ゴジラ vs コング(原題)』、マーベル映画『エターナルズ(原題)』など話題作に多数出演。ダリウス役のキース・スタインフィールドは『ゲット・アウト』(2017)や『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』(2019年1月31日公開)、『アンカット・ダイヤモンド』(2019年1月31日Netflix配信開始)などに出演。主人公アーンの恋人ヴァン役のザジー・ビーツは、『デッドプール2』(2018)や『ジョーカー』にメインキャストで登場している。
「アトランタ」シーズン3&4には、おなじみのキャストのほか、多くのエピソードで脚本を担当するドナルドの弟ステファン・グローバー、「This is America」をはじめチャイルディッシュ・ガンビーノのMVも手がけるヒロ・ムライ監督も続投。2人はエグゼクティブ・プロデューサーも兼任する。
ちなみに気になるのはシーズン5以降の製作だが、これについてラングラフ会長は「ドナルドがもっと作りたいと言うかぎり、我々は作ります」とコメントした。
ドラマ「アトランタ」シーズン3は2021年1月、シーズン4は2021年秋に米国放送予定。
Source: Deadline