『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』米アニメ映画史上最長の上映時間に

『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018)の続編映画『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』の上映時間が判明した。
米国のチケット予約サイト・Fandangoと、大手映画館チェーン・AMCによると、本作の上映時間は2時間16分(136分)。前作『スパイダーマン:スパイダーバース』の1時間57分(117分)と比較すると19分長い作品となる見込みだ。
通常、両サイトはスタジオから提供された上映時間情報を掲載しているため、本作も編集段階で尺が固まった時点のデータとみられる。しかしながら、ごくまれに変更が生じる可能性もあることには留意が必要だ。


『アクロス・ザ・スパイダーバース』の2時間16分という上映時間は、アメリカのアニメーション映画として最長の『コンシューミング・スピリッツ』(2012)に並ぶもの。ハリウッドの大手スタジオによるアニメーション映画としては、ディズニー『ファンタジア』(1940)の2時間6分を超え、83年ぶりに史上最長記録を更新した。
近年のハリウッド映画・大作映画は長尺化の傾向が著しく、同じくマーベル原作の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』も2時間29分となったが、本作も主人公のマイルス・モラレスがマルチバースを横断しながら無数のスパイダーマンたちと対峙するストーリー。内容面の充実はほぼ間違いなく、2時間16分というボリュームもおそらく必然性があるはずだ。

マルチバースを自由に行き来できる世界で、スパイダーマン/マイルス・モラレスは再会したスパイダー・グウェンに導かれ、ある特別なユニバースに足を踏み入れる。そこではスパイダーマン2099、スパイダーウーマン、スパイダーマン・インディア、そして“師匠”ことスパイダーマン/ピーター・B・パーカーなど、スパイダーマンたちのエリートチームが結成されていた。マイルスは、そこで“愛する人と世界を同時には救えない”というスパイダーマンの哀しき運命を知らされる。それでも両方を守り抜こうとするマイルスの決断は、マルチバース全体を揺るがす事件を引き起こし、やがてマイルスの前に無数のスパイダーマンが立ちはだかる……。
監督は『ソウルフル・ワールド』(2020)のケンプ・パワーズ、前作美術監督のジャスティン・K・トンプソン、「ヴォルトロン」(2016-)のホアキン・ドス・サントス。製作・脚本をフィル・ロード&クリス・ミラー、共同脚本を『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(2021)のデイヴ・キャラハムが務めた。
映画『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』は、2023年6月16日(金)全国公開。
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