『アバター2』は海、『3』は砂漠、『4』は山、『5』は極圏? ─ シガニー・ウィーバーら主要キャスト全作続投へ

『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は、副題の示すように「水」、つまり海が舞台となっている。どうやらこのシリーズは、予定されている続編ごとに舞台を大きく変えて進むことになりそうだ。
本作プロモーションのため、ジェームズ・キャメロン監督とキャスト陣らは2022年12月10日、マクセル アクアパーク品川にて来日記者会見。観客とイルカショーを堪能した後、キャメロン監督は続編の構想について明らかにした。
本作の撮影では、既に3作目のぶんも並行して行われており、さらには4作目の撮影まで始まっている。目下、5作目までの製作が決定している状況だ。
キャメロン監督は、「パンドラの海、砂漠、山、(北極や南極のような)極圏」といった「4つ」を新作で描くために、映像技術の準備や開発が必要だったと説明。『ウェイ・オブ・ウォーター』が海を題材としたため、今後の続編ではそれぞれ砂漠、山、極圏が舞台になることを示唆した。ここでの監督の語順通りであれば、3作目では砂漠、4作目では山、そして5作目で極圏にたどり着く物語になると想像できる。プロデューサーのジョン・ランドーも過去のインタビューで、続編ごとに新しい文化を紹介することを述べている。
ほかランドーは、米io9のインタビューで、5作目では「地球に行く展開がある」とも明かしている。
この度の来日では、ジェイク役サム・ワーシントン、ネイティリ役ゾーイ・サルダナ、キリ役シガニー・ウィーバー、クオリッチ役スティーヴン・ラングも参加している。シガニーとスティーヴンは前作で退場しているはずだが、『ウェイ・オブ・ウォーター』ではとある形で再登場。キャメロン監督は、「ここにいる4人は、今後の続編全てに出演予定で、非常に複雑な形で演じ続けます」と明らかにした。
今後の物語のヒントとして、悪役クオリッチを演じるスティーヴンは、自身の演じる闇のキャラクターが存在するからこそ、光のキャラクターたちが際立つのだとしながら、「彼は新たな形で戻ってきます」「この素晴らしいサーガにおいて、光と暗闇のせめぎ合いや相互作用が見られることになります」と予告。クオリッチとの対決が続編複数本を通してダイナミックに描かれること仄かした。
前作『アバター』から本作『ウェイ・オブ・ウォーター』公開まで13年の時を経たが、キャメロン監督は「さすがにまた13年はかかりませんが」と苦笑しながら、「2年おきにくらいにするつもり」との考え。既に第3作が2024年12月20日に、第4作が2026年12月18日に、第5作が2028年12月22日に米国公開となる予定が発表されている。
Source:io9