『アバター:WoW』は感動するのか?3時間超えは長くないのか? ─ 観た人たちのおすすめレビュー

驚異の3D映像が話題の映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』が公開中だ。映像革命を起こした前作『アバター』から13年。ジェームズ・キャメロン監督は本作で没入感凄まじい圧巻の映像を披露しているらしい。
日本国内でも、映画館史上最多の1,466スクリーンで上映されたというから、映画業界がそうとう自信を持って送り出していることは確かである。全世界でもナンバーワン大ヒット発進を記録しており、メディアや観客のレビューも大絶賛の声が多い。
そうは言っても、本当に観るべきなのかと疑う方も少なくないはずだ。なにせ本作は3時間12分という長尺作品。“タイパ(タイムパフォーマンス)”が重要視される昨今、3時間以上もかける映画に失敗はしたくないものだ。なんなら、前作『アバター』の物語にはさほど惹かれなかったし、いくら「映像がマジですごい」と言われても、それが自分にとって観にいくべき理由になるかは分からない。だいたい、メディアの絶賛レビューも、ちょっと大げさに書いてるんじゃないか?
まぁ、ちょっと聞いて欲しい。『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』を映画館で3D鑑賞した人たちは、「これは観た方がいい」と異口同音なのだ。この映画の凄さは、やはり自分で鑑賞しなければ分からないのだと。ここでは、『ウェイ・オブ・ウォーター』パンドラの旅から帰還した方々の、生の声をいくつかご紹介させていただきたい。
「正直リアルすぎて驚きました」

「自分も海の中にいるんじゃないか」
パンドラという惑星の不思議な森の神秘を描いた前作から、本作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は美しい海に舞台を移した。自身もプロ級のダイバーとして世界中の海に潜っているジェームズ・キャメロンといえば、『アビス』(1989)『タイタニック』(1997)など水や海を題材とした物語の名手。本作では、海をよく知るキャメロン監督ならではの海遊体験が、世界最高の3D映像で味わえる。具体的に心に残ったシーンについて、やはり美しい海中シーンをあげる声が多数だ。

感動的なストーリーに「気付けば涙が溢れてました」
『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』が全世界を魅了しているのは、こうした異次元の映像にだけではなく、アツくて泣けるストーリーにも心から没入できるからだ。物語のテーマは家族の絆。主人公のジェイクは、前作で結ばれた妻ネイティリとの間に3人の子どもをもうけ、1人の養女と、孤児になった人間の少年も迎えて平和な家族を築いた。しかし、そこに再び人類が到来。神聖な森を追われたジェイクの家族は、美しい海辺の楽園へと身を寄せるも、侵略の手に迫られることとなる。
愛する家族を守るべく戦う、壮大で感動的なドラマはスクリーンを飛び出し、まるで観る者の心まで直に届くよう。本作は“目”だけでなく“心”さえも奪うスペクタクル超大作だ。だからこそ、「泣けた」「ストーリーに感動した」という声も非常に多い。


3時間12分があっという間「気づいたら終わってた」
しかし、やはり3時間12分という長尺は鬼門ではないか?それも心配ご無用だ。鑑賞者たちは、映画の長さは全く気にならない、あっという間に終わってしまったと話している。これまで挙げてきたように、うっとりするような映像の没入感と、心揺さぶられるストーリー展開に夢中になってしまうからなのだろう。

今しか観れない、最高の映画体験を劇場で
『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』の初体験は、数ヶ月後のストリーミングサービスで配信されるのを待っていたらもったいない。言うならば、花火大会をテレビ画面で映像として観るのと、お祭りで実際に観るのとでは、感動の度合いが全く違うのと同じだ。そこに“居る”からこそ見える輝きがあり、胸に響く音があり、思い出に刻まれる感動がある。『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』を映画館で3D鑑賞するというのは、映画というメディアが未来に進むお祭りに、誰もが参加できるという極上の感動を表している。そして、それは今しか味わえないのだ。今しか。
さあ、『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』が映画館で3D上映されているうちに、この美しくて心揺さぶる没入体験の旅に出よう。パンドラが、あなたを待っている。
『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は大ヒット公開中。
Supported by ウォルト・ディズニー・ジャパン