ゲーム版『アベンジャーズ』、ヒーローごとに異なるゲーム体験を ─ 「アイアンマンで遊ぶ時はアイアンマンのゲームのように」

PS4/Xbox One/PC/Stadia対応ソフト『Marvel’s Avengers(アベンジャーズ)』で、プレイヤーはおなじみのヒーローとしてヴィランとの戦いに挑むことになる。主要キャラクターとして登場するのは、アイアンマンやキャプテン・アメリカ、ソー、ハルク、ブラック・ウィドウ。プレイヤーは自分の好きなヒーローでゲームを遊ぶことができる。
本作のポイントは、“操作するヒーローによって、違うゲームを遊んでいるかのような感覚が味わえる”こと。PS4ソフト『ゴッド・オブ・ウォー』などを手がけ、本作でゲームデザインを担当しているヴィンス・ナポリ氏は、「単一の戦闘システムでヒーローたちを扱う方法がわからなかった」と米The Hollywood Reporterに語っている。
「(本作では)それぞれのキャラクターについて、“ハルクならどんなことができるだろう?”といったことを考えました。キャラクターの存在があまりに大きいので、彼らを包み込む戦闘システムが必要だったんです。
(ヒーロー同士の)協力要素が役立ちましたね。操作するキャラクターによって、それぞれ別のゲームを遊んでいる感じになる。それこそマーベルに強く求められたものだったんです。“アイアンマンを扱うのなら、プレイヤーがアイアンマンを操作する時は、まるでアイアンマンのゲームであるかのように感じられるべき”だと。」
開発を担当したCrystal Dynamicsのクリエイティブ・ディレクター、ショーン・エスケイグ氏は「オリジナルのゲーム版『アベンジャーズ』を作りたかった」といい、独自の解釈を打ち出す意志を明らかにしていた。それぞれのヒーローでどんな遊び方ができるのかは特に注目したいポイントだろう。
なおショーン氏は、現在発表されているアベンジャーズのメンバー以外にも使用できるキャラクターがいることを認めつつ、「(誰なのかは)言えません」と述べている。それらのキャラクターはストーリーモードのみならず、オンライン/オフラインでの協力(Co-op)モードでも使用できるという。
「ストーリーを進めていくと、新たなキャラクターが解放されて、ミッションに使うことができるようになります。それぞれのミッションで使いたいキャラクターを選べるということです。(ゲームでは)ストーリーを進めずに友達との協力プレイを遊ぶこともできますし、逆に(協力プレイの)ミッションに挑まず、ストーリーの結末を見届けることもできる。世界が広がったあと、遊び方は自分で決めてもらえるんです。」
アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソー、ハルク、ブラック・ウィドウ。ヒーローごとに異なる体験が味わえるとすれば、この5人をピックアップした理由もなんとなくイメージできるのではないだろうか。それぞれの視点に没入し、それぞれのパワーや能力を駆使して遊べるとすれば、間違いなく、かつてない『アベンジャーズ』体験になるはず!
ゲーム『Marvel’s Avengers(アベンジャーズ)』は2020年5月15日(金)発売予定。
公式サイト:https://avengers.square-enix-games.com/ja-jp/
Source: THR