『アントマン&ワスプ』監督、ジャネット・ヴァン・ダインの再登場を予告 ― まだ明かされていない謎もアリ

映画『アントマン&ワスプ』(2018)のペイトン・リード監督が、今後の作品にミシェル・ファイファー演じるジャネット・ヴァン・ダインが再登場することを示唆した。米CBR.comのインタビューによると、どうやらジャネットには『アントマン&ワスプ』では語られなかった秘密が残されているらしい…。
この記事には、映画『アントマン&ワスプ』のネタバレが含まれています。

ジャネットに残された謎
『アントマン&ワスプ』の物語は、主人公スコット・ラング/アントマンやホープ・ヴァン・ダイン/ワスプ、科学者ハンク・ピムの3名が、ホープの母親でありハンクの妻であるジャネット・ヴァン・ダインを量子世界から救出しようとするミッションによって貫かれている。前作『アントマン』(2015)でも描かれたように、かつてジャネットはハンクとの任務にて、やむを得ず量子世界に飛び込み、そこから戻ってこられなくなってしまったのだ。
しかし本作のクライマックスで、ハンクは量子世界を旅するためのポッドに乗り込み、そこでジャネットと再会。ハンクとジャネットは、無事に二人で元の世界へと生還するのだった。
ペイトン監督は、米国で『アントマン&ワスプ』のブルーレイが発売されるにあたって、今後の作品にジャネットが再び登場することを予告している。
「(ジャネットについては)最初にストーリーを考案する際にたくさん話し合いをしました。本作最大の疑問は、“ジャネットは30年経った今でも生きているのか? どんな人間になっているのか? 環境にどんな影響を受けているのか?”ということだったんです。彼女にどんなことが起こるのか、何を次へ繋げるのか、この映画でどれほどのことを明かすのか、ということも考えなければなりませんでした。」
すなわちジャネットについては、『アントマン&ワスプ』では描ききれなかった部分や、『アントマン』シリーズの次回作で扱うことを前提とした部分があったというわけだ。またペイトン監督は、ここで自身が挙げた謎や疑問ですらも「話し合ったことのごく一部」だと述べている。「これ以上ジャネットについて話したり、明かしたりすれば、マーベルのスナイパーに麻酔銃で撃たれてしまいます。」
その一方、『アントマン&ワスプ』本編や、ブルーレイに収録される未公開シーンには、やはりジャネットや量子世界にまつわる秘密がまだ隠されているようだ。ジャネットの登場する未公開シーンについて、監督は「ジャネットは30年間、ただ助けが来るのをじっと待っていたわけではありません」と発言。さらに本編で一時停止することで新たな発見があるかもしれない場面として、ハンク・ピムのラボにスコット・ラングとホープ・ヴァン・ダイン、ハンクが集まっているシーン、そして量子世界の内部のシーンを挙げている。日本でのソフト発売はしばらく先になりそうだが、これはきちんと覚えておきたいポイントだろう。
ところでジャネットは量子世界から生還したものの、ポストクレジットシーンにてスコットを量子世界に送り込む実験を手伝っていたところ、サノスの“指パッチン”によって消滅してしまった。今後の作品にジャネットが登場するか…ということよりも、まずは『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』で一連の悲劇がどう解決されるのかが問題だ。
映画『アントマン&ワスプ』は2018年8月31日(金)より全国ロードショー。10月11日(木)に映画館での上映は終了する。
『アントマン&ワスプ』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/antman-wasp.html
Source: CBR