『ベイビー・ドライバー』続編、脚本完成か ─ アンセル・エルゴートが読了、撮影時期は「わからない」

緊張感と爽快感にあふれたカーチェイスと抜群の選曲、映像と音楽の融合で人気を博した、エドガー・ライト監督の傑作カーアクション映画『ベイビー・ドライバー』(2017)の続編は、すでに脚本が完成しているようだ。前作で主演を務めたアンセル・エルゴートが、すでにエドガー監督による脚本を読んだことを認めた。
米MTV Newsの取材にて、「『ベイビー・ドライバー』続編の脚本が存在すると聞きましたが、もう読んだんですか?」との質問を受けたアンセルは、“余計なことは言うまい”と言わんばかりの警戒ぶりをみせ、まずは口をつぐんでから、恐る恐る「ええ、読ませてもらいました」と答えた。エドガー監督が、続編の脚本初稿を書き終えたことを明かしていたのが2019年1月のこと。それから6ヶ月が経過した今、主演俳優にも脚本が渡っているということは、脚本は完成済み、もしくは完成にほぼ近づいている状態だとみられる。
今回のインタビューで、アンセルは「(続編は)やりますよ。『ベイビー・ドライバー2』は作られると思います」とコメント。「実際は別のタイトルになるので、エドガーに聞いてください」と笑った。
Will the #BabyDriver sequel ever see the light of day? @AnselElgort confirmed that director @edgarwright has told him the title, and he’s seen a script: “I think it’s gonna happen” pic.twitter.com/FRxIom0LCg
— MTV NEWS (@MTVNEWS) July 25, 2019
しかしながら、エドガー監督もアンセルもしばらくはスケジュールが過密状態にあり、続編の撮影は当面先になりそうだ。監督は自身初の本格ホラー映画『Last Night in Soho(原題)』の撮影に入っているほか、アンセルもスティーブン・スピルバーグ監督による名作ミュージカルの再映画化『ウエスト・サイド・ストーリー(邦題未定、原題:West Side Story)』の撮影中。日本の裏社会を舞台とするドラマ「トウキョウ・バイス(邦題未定、原題:Tokyo Vice)」への主演も控えている。
ちなみに、アンセルは撮影時期についての質問には「……わかりません」と回答。インタビュアーが「友だちだと思ってたんですけど…」とこぼすと、アンセルは「友だちですよ、だけど知らないんです…たぶん」と微妙な答えを重ねた。本当に知らないのか、はたまた何らかの計画は聞かされているのか、真相は本人のみぞ知る。
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