『ベイビーティース』は「クレイジー、爆発的、可笑しい」、エリザ・スカンレンのインタビュー映像 ─ コロナ禍にも通ずる普遍的で鮮烈な物語

『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(2019)などのエリザ・スカンレン主演の青春恋愛映画、『ベイビーティース』が2020年2⽉19⽇(⾦)に日本公開される。世界各国の映画祭を席巻する注目作より、エリザ・スカンレンのインタビュー映像が到着した。
病を抱える16歳のミラ(エリザ・スカンレン)は、モーゼス(トビー・ウォレス)という孤独な不良⻘年と出会い恋に落ちる。ミラの初恋を⼼配した両親は彼との恋を猛反対するが、彼女自身は怖いもの知らず。⾃分を特別扱いせずに接してくれるモーゼス。そんな彼に惹かれるミラは、モーゼスとの刺激的な⽇々を駆け抜けていく。命を謳歌し刹那的に今を⽣きるミラと、不器⽤ながら彼女を優しく包み込むモーゼス、愛する娘をひたすら想う両親、それぞれの思いが交錯する“モーメント・ラブストーリー”だ。

エリザ・スカンレンは本作では、2020年度のAACTA賞にて主演女優賞に輝いた。次回作としては、M・ナイト・シャマラン監督の新作映画『Old(原題)』が待機するなど、今後も目が離せない存在。そんな新進気鋭の女優は今回のインタビューにて、「クレイジー、爆発的、可笑しい」と本作について三言で表現した。
さらに、「この映画は希望に満ちています。病の話よりも成⻑の話であり、手放すことの大切さを学ぶ映画だと思います。特に罪の意識を手放すこと」と説明。「誰が観ても共感できる部分があります。観た人が希望を抱き、どんな状況でも光を見つける事はできると思って欲しいです」と、コロナ禍にも通する想いが本作に込められているという。

監督のシャノン・マーフィーは、少⼥の最初で最後の恋を色彩豊かに描き出して世界の映画祭を席巻し、Varietyでは「注⽬すべき10⼈の監督」にも選出された。主演のエリザ・スカンレンは、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』の他、『悪魔はいつもそこに』(2020)など話題作が続く新鋭。モーゼス役は、ヴェネチア国際映画祭・最優秀新⼈賞に本作で輝いたトビー・ウォレス。その他の共演者には、『ババドック 暗闇の魔物』(2014)エシー・デイヴィス、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)『レディ・プレイヤー1』(2018)ベン・メンデルソーンなど。
映画『ベイビーティース』は2020年2⽉19⽇(⾦)新宿武蔵野館、 渋⾕ホワイトシネクイントほか全国ロードショー。