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『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル』ケヴィン・ベーコン、脚本を読まずに出演を快諾 ─ 「バカな芝居ができて楽しかった」

ケヴィン・ベーコン
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/14803795032/ | Remixed by THE RIVER

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル』に本人役で登場し、MCUに初参戦するケヴィン・ベーコンが出演の経緯を語った。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズを手がけるジェームズ・ガン監督とベーコンは、かつて『スーパー!』(2010)でタッグを組んだ過去がある。ふたりは当時から親交を深めてきたのだろう、ベーコンによると、出演のきっかけは「ジェームズからクリスマス・スペシャルのアイデアがあると聞かされた」こと。「僕が登場するというので、脚本も読まずに“もちろん出るよ”と答えました」と振り返っている。

スター・ロード/ピーター・クイルにとって、俳優ケヴィン・ベーコンはヒーローのような存在。主演映画『フットルース』(1984)を愛してやまないクイルは、第1作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)で、ガモーラに「偉大なヒーローのケヴィン・ベーコンが、ダンスを禁じた尻の穴の小さな大人たちと戦う」と熱弁していたのである。

ベーコン自身は、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』を公開直後に映画館で観た際、まさか自分の名前が出てくるとは思わず驚愕したそう。「ジェームズからも、マーベルからも何も聞いていなかったんです。映画を観ていたら僕の話が始まって、椅子から転げ落ちるかと思った」とは本人の談。妻で俳優のキーラ・セジウィックには、何も言わずに「一緒にもう一度観よう」と伝え、ふたりで劇場に足を運んだところ、やはりキーラも衝撃を受けていたそうだ。

それから実に8年越しの出演となったわけだが、ベーコンは『ホリデー・スペシャル』の撮影を振り返って「すごく楽しかった。参加できて本当にうれしい」と語る。クラグリン役のショーン・ガンを除き、意外にも共演者とは全員が初共演だったそうだ。

「みんな暖かく迎えてくれて、親切で。彼らが長らくやっている世界にお邪魔するわけだから──3作品で9年くらいやっているところに入るんですからね、居心地が良いことも、良くないこともありうるわけです。だけど、みなさんが協力してくれて、迎えてくれて、良い時間を過ごすことができました。[中略]ハードでシリアスな作品をたくさんやっているから、道を走ってクリスマスツリーを倒すとか、とにかくバカな芝居ができたのも楽しかったですね。」

なお、ベーコンは「ネタバレをしたくない」との理由で作品の内容についてはほとんど語っていない。ただし「クリスマス・スペシャルとはかくあるべき」とも述べており、その完成度には大いに満足しているようだ。ところで、先述した妻のキーラ・セジウィックも声のカメオ出演を果たしており、本作では夫婦共演も実現している模様。こちらも楽しみにしておこう。

『マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル』は、2022年11月25日(金)17 時よりディズニープラスにて独占配信開始

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Source: Access Hollywood

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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