クリスチャン・ベール、『ザ・バットマン』は未鑑賞だが「必ず観る」─ ロバート・パティンソンは「素晴らしい俳優」

『ダークナイト』トリロジーをバットマン役として牽引した俳優、クリスチャン・ベール。どうやら、ロバート・パティンソン主演、2022年3月に公開されて話題を呼んだ映画『THE BATMAN -ザ・バットマン-』はまだ未鑑賞のようだ。
徹底した役作りで作品に臨むことで知られるクリスチャン・ベールは、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)『ソー:ラブ&サンダー』の公開を目前に控えている。そのプレミアイベントのレッドカーペットにて、Varietyより『ザ・バットマン』について質問されたところ、「まだ観ていません」としながらも「観るつもりです」と、いずれ鑑賞することを約束。公開から3ヶ月が経過しており、すでに配信まで開始されている本作だが、「聞いてください、私は驚くほど映画を観ないんです」と未鑑賞の理由について説明している。
「一緒に仕事をしてきた全ての監督に、彼らが手がけた作品を2〜3本は観たことがあると伝えると、“冗談でしょう?”というような感じで見られます。私は映画をじっくりと味わいたいので、あまり多くの作品を観ないんですよ。」
そもそもあまり映画を鑑賞しないというベールだが、『ザ・バットマン』については「必ず観ます」とあらためて強調。さらに主演のパティンソンについて、「本当に素晴らしい俳優です」と称賛しつつ、「彼とばったり会ったことがあるのですが、事前に少し話をして、彼から素晴らしいことを聞いていますよ」と、バットマン俳優同士の偶然の出会いについても語っている。
THE RIVERのインタビューにてパティンソンは、たまたまベールとトイレで会ったことがあるといい、そこでバットマンのスーツデザインについてアドバイスをもらったことを認めていた。そのひとつはトイレに自分で行けるようにしておくべきというものだったそうだ。ベールもまた今回の取材にて、トイレの行き方について彼に教えたことを認めているほか、このこと以外についても話をしたことを明かしている。
なおベールは過去にも直接ではないが、パティンソンにインタビューを通じて、「がんばってほしいですね。とにかく(役柄を)自分のものにしてほしい、否定派の声は聞かずに」とアドバイスしていた。ベールからのアドバイスもあり、パティンソンは持ち前の繊細な演技で、バットマンというキャラクターに新たな命を吹き込み、世界中の観客を魅了したのであった。
ちなみにベールは、バットマン役を自身が再演することについても前向きな姿勢を示していた。「もしもクリス・ノーランが“もう一つ、やりたい物語があるんだ”とでも言ったら、それは素晴らしいことだと思います。彼が、その物語を僕とやりたいと言うのだったら、僕はやりますよ」。
いつの日かもう一度、クリスチャン・ベールがバットマンのスーツを再び着て、ゴッサム・シティの悪に立ち向かう姿を観てみたいものだ。
Source:Variety