DCドラマ「バットウーマン」主演に『ジョン・ウィック:チャプター2』ルビー・ローズが決定

DCコミックスの女性ヒーロー、バットウーマンを主人公とする新作テレビシリーズ「バットウーマン(邦題未定、原題:Batwoman)」に、主演女優として『ジョン・ウィック:チャプター2』(2017)などのルビー・ローズが起用されたことがわかった。制作・放送を担当する米The CWが公式に発表した。

1956年にコミックで初登場した初代バットウーマンことキャシー・ケインは、ゴッサム・シティで活動するヴィジランテ。2006年に再登場した際にその名前を継いだのはケイト・ケインで、ドラマ版はこの“二代目”が主人公となる。実写作品にバットウーマンが登場するのは今回が初めて。またケイトはレズビアンという設定であり、スーパーヒーローを描いた実写作品においてセクシャル・マイノリティが主人公となるのはドラマシリーズ「バットウーマン」が初めてだ。
ケイト・ケイン/バットウーマン役に起用されたルビー・ローズは、ドラマ「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」シーズン3~4(2015-2016)や映画『バイオハザード:ザ・ファイナル』(2016)、『トリプルX:再起動』(2017)、『ジョン・ウィック:チャプター2』、『ピッチ・パーフェクト3』(2017)など話題作に多数出演。ジェイソン・ステイサム主演の『MEG ザ・モンスター』(2018年9月7日公開)も控える注目女優だ。
なおルビーはレズビアンであることを12歳の時から公言しており、The CWはバットウーマンの映像化にあたって、レズビアンの俳優をキャスティングする意向を明かしていた。

The CWはドラマ「ARROW/アロー」(2013-)、「THE FLASH/フラッシュ」(2014-)、「SUPERGIRL/スーパーガール」(2015-)、「レジェンド・オブ・トゥモロー」(2016-)からなる、各作品が世界観を共有する「アローバース」を展開中。バットウーマンもアローバースに加わる形で、単独シリーズの制作に先がけて、これら4作品のクロスオーバー・エピソード(2018年12月米国放送予定)で初登場する。ただし米Deadlineによれば、クロスオーバー・エピソードは「バットウーマン」のパイロット版のような位置づけにはならず、同シリーズには単独のパイロット版が制作されるということだ。
ドラマ「バットウーマン」で脚本・製作総指揮を務めるのは、ドラマ「ヤング・スーパーマン」(2001-2011)や「ヴァンパイア・ダイアリーズ」(2009-2017)のキャロライン・ドリーズ。同じく製作総指揮には、「アローバース」作品の多くに携わるグレッグ・バーランティ、コミック界の重鎮ジェフ・ジョンズが名前を連ねている。
Sources: Deadline, Variety, THR
Eyecatch Image: Photo by Eva Rinaldi Remixed by THE RIVER