「バットウーマン」シーズン2、降板したルビー・ローズ後任は別キャラクターで2代目バットウーマン登場か

DCコミックス原作ドラマ「バットウーマン(原題:Batwoman)」での主人公ケイト・ケイン/バットウーマン役を演じたルビー・ローズの降板を受けて、製作の米CW局は、2021年放送予定のシーズン2で新たなキャラクターによる2代目バットウーマンを登場させる意向を示していることがわかった。
2019年10月より放送開始となった「バットウーマン」は、セクシャル・マイノリティのスーパーヒーローを主役に据えた初めてのドラマシリーズとして注目された。ほか複数のDCドラマのクロスオーバー作品に登場したケイトに扮するルビーだが、2020年5月17日(米国時間)、「バットガール」シーズン1の米国放送が終了した直後に降板が発表された。後に降板の理由として、ドラマ製作における長時間の拘束が原因であったことが報じられている。
米The Hollywood Reporterによると、CW局は、ケイト・ケイン役で新たな女優を再キャスティングするよりも、新しいキャラクターを創り上げてバットウーマンを登場させる決断をしたとのことだ。
この第一報を伝えた米Deciderのレポートによると、ケイトを継ぐ“2代目バットウーマン”は、“ライアン・ワイルダー”という20代半ばでレズビアンのキャラクターになるとの噂もあるという。発端は、米コミュニティサイトRedditに投稿された、シーズン2でのバットウーマン役に関するキャスティング募集とされており、これはすでに削除されている。この投稿の真偽は不明だが、投稿者は、「バットウーマン」はじめ「ARROW/アロー」「SUPERGIRL/スーパーガール」など、CW局作品のキャスティング・ディレクターを務めるデイヴィッド・ラパポートのオフィスより発信されたものだと主張している。
Deciderは、ライアン・ワイルダーは「魅力的だが扱いにくく、少し間抜けで自由奔放な」キャラクターだということも伝えている。ライアンはゴッサム市警の目をかいくぐりながら薬物の運び屋として数年を過ごしたのだそう。また、「高度なスキルと荒々しい容赦のなさをもつ最も危険なタイプの戦士」で、「アメリカン・ヒーローの型にはまらない」キャラクターと形容されている。
上記のようなキャラクターに関する詳細は確認出来るものの、ライアン・ワイルダーが次なるバットウーマンとなるのかどうかは、噂の域を出ないものであることを強調したい。既報によると後任者のキャスティングは今後数ヶ月以内に発表されるといい、いずれにしてもこの真相が分かるまでそう長くはかからなそうだ。