デイヴ・バウティスタ、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』第3作でドラックス役卒業を示唆「おそらく最後に」

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのドラックス役で知られるデイヴ・バウティスタが、シリーズ第3作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』をもって同役を卒業することを示唆した。米Digital Spyとのインタビューで、その胸の内を明かしている。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』について、「脚本の中身を把握していない」と現状を知らせるバウティスタ。もっとも、バウティスタが「数年前に脚本はありました」と話してもいるように、第3作の脚本は2017年当時から進められており、2018年4月には完成していた。その後、ガン監督のマーベル一時解雇騒動やMCUの全体スケジュール変更の影響により、第3作の製作は紆余曲折。バウティスタも「マーベル・ユニバースが目指す方向全体が変わってしまって間違いなく変更があるんだと思います」と内情を察している。
その一方で、本シリーズからはドラックスとマンティスによるスピンオフ作品が企画されていた。バウティスタは「ジェームズ・ガンのアイデアなんですけど、彼はドラックスとマンティスの映画をやりたがっていました」と証言している。バウティスタにとっても活躍の場が増える好機と言えそうだが、大きな進捗は現状無いようだ。
「彼(ガン監督)は僕に企画を説明してくれました。すごく素晴らしいアイデアだと思ったんですけど、スタジオからは何も聞いていないし興味を持たれていないんでしょう。それか計画されたものに上手くはまらないか。」
こうした経緯を踏まえた上で、バウティスタは「ひとまず義務として残っているのは『ガーディアンズ3』ですね。もしかしたらそれがドラックスの最後だと思います」とドラックス役卒業の可能性まで踏み込んだのだ。「義務」という言葉から察するに、第3作をもって、マーベル側との契約がひとまず終了する可能性もある。
以前、ドラックスとマンティスのスピンオフ企画について「オファーをされてもやらないです」と明言していたバウティスタ。その理由として長時間に及ぶメイクをあげていたが、こうしたことも相まってドラックスからの卒業を考え始めているのだろうか。
2014年から同役を演じてきたバウティスタは、その間にも俳優としてのキャリアを飛躍させており、『007 スペクター』(2015)や『ブレードランナー 2049』(2017)、『大脱出』シリーズなどのハリウッド大作で目立った活躍を見せている。直近では『マイ・スパイ』(2020)や待機作『In the Lost Lands(原題)』で製作を務めるなど、積極的にプロデューサー業にも乗り出しているため、キャリアの岐路に立たされているのかもしれない。
なおバウティスタのほか、シリーズ全作を手がけてきたジェームズ・ガン監督も第3作をもってシリーズから離れる意思を改めて示している。これは前々からガン監督が明かしてきたことだが、直近では2021年5月4日に自身のTwitterで「これ(第3作)が僕にとって最後の予定です」とファンに答えていた。
Source: Digital Spy