ドラマ「ビッグバン☆セオリー/ギークなボクらの恋愛法則」シーズン12で完結へ ― 「壮大でクリエイティブな結末に」

大人気コメディドラマ「ビッグバン☆セオリー/ギークなボクらの恋愛法則」(2007-)がシーズン12をもって制作終了、完結することが発表された。米Varietyなど複数のメディアが報じている。
本作は頭脳は明晰だが世間からズレているオタク男子レナード、シェルドン、ラージ、ハワードの4人と、レナードとシェルドンの向かいに住むブロンド美女ペニーを巡る物語。全シーズンを通して高視聴率を誇り、シーズン11では平均視聴者数1,890万人を獲得した。エミー賞には52回ノミネートされ、そのうち10回は見事に受賞している。CBS Entertainmentの代表ケリー・カールは、本作についてこう語る。
「『ビッグバン☆セオリー/ギークなボクらの恋愛法則』はこの世代を代表するコメディです。クリエイティブな才能、商業的成功、文化的影響、そして名前を聞くだけで分かるほど人気となったキャラクターの全てを持ち合わせている本作に対し、ネットワークに勤める全員が多大なる誇りを持っていますね。ワーナー・ブラザーズとChuck Lorre Production、そして素晴らしいキャストとスタッフは“ビッグバン”を生み出し、テレビ業界に永遠に伝わる伝説を作り出してくれました。そんな彼らに感謝の気持ちで一杯です。」
またシリーズ終了の発表に伴い、本作を製作するワーナー・ブラザーズ・テレビジョン、CBS、そしてChurck Lorre Productionは共同で声明を発表。
「12シーズンもの間、『ビッグバン☆セオリー/ギークなボクらの恋愛法則』をサポートしてくださったファンの皆様にお礼を申し上げます。キャストや脚本家、スタッフ一同が本作の成功に感謝すると共に、本作のフィナーレとなる最終シーズンで壮大かつクリエイティブな締めくくりをお届けできるよう、努めてまいります。」
シリーズ終了の決断に至った最大の理由として挙げられるのが“タイミング”だ。シーズン13以降を製作するには俳優陣と再び契約交渉を行わなければならない。シーズン11とシーズン12に関する交渉が数カ月にも及んだことから、俳優陣と製作会社に再び交渉を始める気力が残っていなかったとされている。またシェルドン役のジム・パーソンズがシーズン更新を望んだ場合、他のキャストも再登板を決断すると見込まれていたが、パーソンズ自身が新シーズン制作に前向きではなかったという。
未だ高い人気を誇り、惜しまれつつも終了することとなった「ビッグバン☆セオリー/ギークなボクらの恋愛法則」。ファイナルシーズンとなるシーズン12は2018年9月24日より全米で放映される。
「ビッグバン☆セオリー/ギークなボクらの恋愛法則」公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/kaidora/bigbangtheory/
Sources: Variety, Deadline, The Hollywood Reporter
Eyecatch Image: Photo by The Conmunity – Pop Culture Geek