【ネタバレ】「ベター・コール・ソウル」最終話、別のエンディング案があった

この記事には、「ベター・コール・ソウル」シーズン6第13話のネタバレが含まれています。

「ベター・コール・ソウル」最終回、ラストの別案とは
「ベター・コール・ソウル」シーズン6の最終話では、オマハで「シナボン」の店長・ジーンとして生きていたジミー/ソウル(ボブ・オデンカーク)が、とうとう捕まり刑務所へ。ラストシーンではジミーの最愛の存在であるキム(レイ・シーホーン)が刑務所を訪れ、2人は面会室でタバコを分け合う(シーズン1第1話を再現した素晴らしい演出だ)。
その後、ジミーは刑務所の庭からキムを見守り、キムも遠くからジミーを見つめながら刑務所を後にする。この切ないカットでエンドロールに突入するが、最終話の脚本・監督を手がけたピーター・グールドによると、面会室のタバコのシーンで終わらせることも検討していたという。
「刑務所の庭でのラストシーンについて悩んでいました。あのシーンがないバージョンでは、2人がタバコを吸うところで終わっていたんです。しばらく迷っていましたが、最終的に両方を観て、これが正しいと思いました。2人が一緒にいるよりも、離れている方がより誠実な終わり方だと感じたんです。」
さらに当初は、ジミーとキムが全く異なる状況で、最後の瞬間を一緒に過ごす別のエンディング案もあったようだ。「最初にこのエピソードを構成した時、刑務所に入る前に2人がアルバカーキで会うことを考えていました。ラストシーンは、彼が刑務所で1人で考えているところです。僕はその案をとても気に入っていたのですが、少し冷たい印象があったんです。最終的に、2人で終わるのが1番しっくりくると思いました」。
グールドによると、別のエンディング案は「ジミーが刑務所でどうなるか不安を抱いており、その恐怖を描いたもの」だったという。この案が採用されていたら、キャラクターの心情的に全く異なるラストになっていたに違いない。結果的に恐怖心を描くのではなく、改めてジミー&キムの絆を暗示するラストになったことで、長年2人を見守ってきたファンにとっては、より満足のいくフィナーレに仕上がった。
「ベター・コール・ソウル」シーズン1~6はNetflixにて配信中。
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Source: Indiewire