2015年版『ファンタスティック・フォー』ジェイミー・ベル、復帰は「誰も観たくない」と自虐? ─ MCU版には期待大

マーベル・コミックスに登場するスーパーヒーローチーム“ファンタスティック・フォー”の実写映画化作品は、ティム・ストーリー監督による『ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]』(2005)と『ファンタスティック・フォー:銀河の危機』(2007)、ジョシュ・トランクがメガホンを取ったリブート版『ファンタスティック・フォー』(2015)が製作された。旧20世紀FOXがディズニーに買収されたことで、同フランチャイズがマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)でデビューすることが決定している。
そんななか、評価も興行成績も振るわずに続編が製作されなかったトランク版でザ・シング/ベン・グリムを演じたジェイミー・ベルが、米Comicbook.comのインタビューに登場。「マーベルの過去のキャラクターがカムバックしていますが、『ファンタスティック・フォー』への復帰に興味がありますか?もしくは、今となっては全てが過去ですか?」と質問された。
「正直なところ、誰も観たくないと思います」と、トランク版のリブートについて自虐的なユーモアを交えつつ答えたベルは、それほどカムバックに興味はない様子。一方、MCUによるリブート企画については「楽しみにしていますし、観るのも実現することも待ちきれません。ケヴィン・ファイギ流に完全に理解された映画が、完成するのを目にするのが楽しみです。素晴らしい映画になるでしょう」とコメント。大きな期待を寄せているようだ。
以前には、ティム・ストーリー版2作でザ・シングを演じたマイケル・チクリスも、来たるMCU版について意見している。チクリスは「ダークで陰気なトーンは意図されていないし、『ダークナイト』になることも決してないでしょう」と述べ、「映画はハードコアでもダークでも、陰気になる運命でもありません。そう作ろうとしたら失敗するでしょう」とアドバイスしていた。
なお、新たにリブートされる『ファンタスティック・フォー』には、MCU版『スパイダーマン』トリロジーのジョン・ワッツが監督に就任していたが、2022年4月末に離脱が決定。新たな監督のもとで企画が再始動するものとみられる。
Source:Comicbook.com