「ビバリーヒルズ高校白書」「青春白書」リブート企画が進行中 ─ オリジナルキャスト再登板へ

1990年代に人気を博したドラマ「ビバリーヒルズ高校白書」「ビバリーヒルズ青春白書」(1990-2000)のリブート企画が進行していることがわかった。米Deadlineが報じている。
「ビバリーヒルズ高校白書」「青春白書」は、米カリフォルニア州のビバリーヒルズを舞台に、双子の兄妹ブランドン&ブレンダをはじめとする登場人物の友情や恋愛を描き出した。シリアスな家庭事情や、当時のアメリカが抱えていた社会問題をテーマとして取り込むことで、豊かな同時代性をはらんだティーンドラマとして絶大な人気を獲得。続編「新ビバリーヒルズ青春白書」(2008-2013)も製作された。
報道によると、今回のリブート版には複数のオリジナルキャストが再登板する見込み。2018年12月現在、ブランドン・ウォルシュ役のジェイソン・プリーストリー、ケリー・テイラー役のジェニー・ガース、ドナ・マーティン役のトリ・スペリング、デビッド・シルバー役のブライアン・オースティン・グリーン、アンドレア・ザッカーマン役のガブリエル・カーテリス、今では『シャークネード』シリーズで有名となったスティーブ・サンダース役のイアン・ジーリングの名前が伝えられている状況だ。ただしDeadlineは、本企画が「いわゆるリブート作品ではない」との情報もつかんでいる。
リブート版「ビバリーヒルズ~」の製作は米CBS TV Studiosが担当し、複数の放送局やストリーミング・サービスに企画が提案されているとのこと。脚本とエグゼクティブ・プロデューサーは、前出の「新ビバリーヒルズ青春白書」を手がけたマイク・チェスラー&クリス・アルバーギーニらが担当する。
なお「ビバリーヒルズ~」は、スピンオフドラマ「メルローズ・プレイス」(1992-1999)とその続編(2009-2010)、さらにそのスピンオフにあたる「モデル・エージェンシー/女たちの闘い」(1994-1995)など複数の派生作品を生み出した。「いわゆるリブート作品ではない」という本企画が一連の作品の中でどのような位置づけとなるのか、またオリジナル版との関連性はどうなるのかなど、シリーズのファンにとっては気になるポイントも多いだろう。いずれにせよ、また新たに注目の企画が登場したことは間違いない。
リブート版ドラマ「ビバリーヒルズ高校白書」「青春白書」の放送・配信時期は未定。
Source: Deadline