『アーミー・オブ・ザ・デッド』ザック・スナイダー、ゾンビゲームにリアクションする映像 ─『バイオハザード』『The Last of Us』など

『ドーン・オブ・ザ・デッド』(2004)にて、ジョージ・A・ロメロのゾンビ映画を見事に現代に蘇らせた監督、ザック・スナイダー。このたびゾンビジャンルへの復帰作、『アーミー・オブ・ザ・デッド』のプロモーションのために、スナイダーはさまざまなゾンビゲームの映像を実際に鑑賞してみた。その貴重な様子を是非ご覧いただきたい。
ゾンビ映画を現代に蘇らせた立役者のひとりと言っても過言ではない監督は、このたびゾンビゲーム史に残る『The Last of Us』や『Left 4 Dead』、『バイオハザード』『レッド・デッド・リデンプション・アンデッド・ナイトメア』などの映像を実際に鑑賞している。『バイオハザード』1作目の名場面を見たところ、スナイダーはゾンビジャンルとしての功績を讃えながら、「これは素晴らしい」と脱帽した様子。『The Last of Us』では突然現れる寄生菌の感染者に対して、そのショッキングなビジュアルに驚いた表情を見せながら、「ゾンビ/クリーチャーのビジュアルがとにかく怖い」と反応を示した。
一方で、『レッド・デッド・リデンプション・アンデッド・ナイトメア』では襲い掛かる老人感染者に、「ロメロみたいなゾンビ」「クラシックなゾンビ映画を思い出します」と冷静に分析している。そして『Left 4 Dead』では瞳が赤く光るゾンビに、「これは作品を考える上で興味深い」と少しばかり影響された様子だ。
いずれもそれなりの恐怖映像ではあるものの、ゾンビ映画を自ら手掛けているだけあって、スナイダーは大きな動揺を最後まで一切見せなかった。とはいえ、ひとつひとつの作品に対して感心している様子がうかがえたことも事実。もしかしたらスナイダーによる今後の作品にその影響が垣間見られるかも……?