ミラ・ジョヴォヴィッチ版『バイオハザード』監督、シリーズ復帰の可能性は ─ 『モンスターハンター』は「お気に入りの映画になった」

カプコンの人気ゲーム『バイオハザード』シリーズは、海外から熱い視線を注がれつづけ、ハリウッドもその魅力に取りつかれている。今後、『バイオハザード』実写版新作映画、Netflixによるドラマシリーズが待機中なのだ。
そんな『バイオハザード』を2000年代からスクリーンで展開してきたのが、ミラ・ジョヴォヴィッチ主演のシリーズ全6作を手がけたポール・W・S・アンダーソン監督。再映像化の流れがにわかに盛り上がる今、アンダーソン監督が再び『バイオハザード』に戻ることはあるのか? 米ComicBook.comのインタビューにて、監督は「やりたいことはやった」と述べ、復帰の可能性を否定している。
「『バイオハザード:ザ・ファイナル』(2016)を作った時、周りからは“はいはい、ファイナルね、とんだ嘘つきだよね”と言われてたんです(笑)。だけど作ったのはまさに最終章、すべてを解決する物語でした。僕はずっとそのつもりだったんですよ。それにシリーズ最大の、一番成功した作品になった。だから、お別れにはぴったりだと思いましたね。自分がやるつもりだったことをやれて、しかもすごく誇りに思える作品になった。やりたかったことがやれましたしね。」
このコメントからすると、もはや『バイオハザード』の世界観に未練はないようだ。それどころか米Polygonによると、アンダーソン監督は『ザ・ファイナル』の製作中から、同じく人気ゲームの実写映画版である最新作『モンスターハンター』の企画を始めていたそう。監督は『ザ・ファイナル』を終えたのち、「次にのめり込みたいのは『モンスターハンター』だ」と考え、以来数年間にわたって企画に没入してきたという。
さて、『バイオハザード』はゲームに基づく一大シリーズとして映画界に君臨したが、『モンスターハンター』のシリーズ化はありうるのだろうか。アンダーソン監督は『モンスターハンター』について「今まで作った中でもお気に入りの映画になった」と一言。「間違いなく今後も掘り下げていきたい世界だけれど、一度に考えられるのは一作だけ。新しいことを考える前に、まずはこの映画を成功させたい」と話した。さて、どうなる……?
Sources: ComicBook.com, Polygon