『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』ブラックキャナリーのスピンオフ映画が始動 ─ ジャーニー・スモレット続投、「ラヴクラフト・カントリー」脚本家が登板

DC映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』(2020)に登場した“超音波の歌姫”、ブラックキャナリー/ダイナ・ランスのスピンオフ映画が米HBO Maxにて企画されていることがわかった。米Cinelinxの第一報につづき、米The Hollywood Reporter、Colliderなどが相次いで報じた。
報道によると、ブラックキャナリーのスピンオフ映画にて主演を務めるのは、映画版から続投となるジャーニー・スモレット(2020年3月にジャーニー・スモレット=ベルから改称)。脚本は「ラヴクラフト・カントリー」(2020)のミシャ・グリーンが手がけ、スモレットとは同作に続く再タッグとなる。製作は『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』のスー・クロール。

ブラックキャナリー/ダイナ・ランスは、1947年にコミックに初登場し、さまざまな作品に登場してきた人気女性ヒーロー。『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』では、ブラックマスク/ローマン・シオニス(ユアン・マクレガー)が経営するバーの歌姫として登場し、ハーレイやハントレス、レニー・モントーヤとチームを結成。あらゆるものを破壊する“超音波の声”というスーパーパワーを発揮した。
実は、スモレット&グリーンは2020年8月の時点でブラックキャナリーのスピンオフ企画に意欲を示していた。今回の報道を受け、スモレットは「自由になったキャナリーを想像してみて! 信頼するミシャ・グリーンと、この冒険を始められることに大興奮です」とコメントを発表している。
Guess the Canary is out of the cage! 🤪 So excited to finally embark on this adventure with my creative soul sis @MishaGreen. 🖤💛 #blackcanary #dinahlance #lettttssssssgoooooo ahhhhhhhhh!!!!! https://t.co/GocuNdEn6E
— jurnee smollett (@jurneesmollett) August 20, 2021
現時点で作品の内容は不明だが、第一報を伝えたCinelinxによると、映画の“その後”を描く物語になるとのこと。ワーナー・ブラザース/DCコミックスが、2021年10月17日(日)に開催される「DCファンドーム」にて本企画を正式発表する予定だとも報じられているため、遠からず続報が到着する可能性もある。
脚本のミシャ・グリーンは「ラヴクラフト・カントリー」で一躍注目を浴び、今後は『トゥームレイダー ファースト・ミッション』(2018)の続編映画で監督&脚本を務める予定。ジェニファー・ロペス主演・製作のNetflixアクション映画『The Mother(原題)』でも脚本を執筆しており、現在は多忙の身とみられる。ブラックキャナリーのスピンオフ映画がいつ撮影されるのか、グリーンが監督も兼任するのかは不明だ。
なお、HBO Maxでは『バットガール(原題:Batgirl)』や『ブルービートル(原題:Blue Beetle)』、マイケル・B・ジョーダンによる黒人版スーパーマン企画(タイトル未定)が進行中。DC作品のラインナップはますます充実することになりそうだ。
Sources: The Hollywood Reporter, Collider, Cinelinx