『ブラック・ウィドウ』正式発表、ナターシャの過去明かす国際派スパイ・スリラーに ─ 2020年5月米公開、「フェイズ4」幕開け担う

マーベル・スタジオは、スカーレット・ヨハンソン演じるナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウの単独映画『ブラック・ウィドウ(原題:Black Widow)』を2020年5月1日に米国公開する。ポップカルチャーの祭典「サンディエゴ・コミコン(Comic-Con International: San Diego 2019)」にて正式に発表された。
Just announced in Hall H at #SDCC, Marvel Studios’ BLACK WIDOW with Scarlett Johansson, David Harbour, Florence Pugh, O-T Fagbenle, and Rachel Weisz. Directed by Cate Shortland. In theaters May 1, 2020. pic.twitter.com/7WGECDIw3t
— Marvel Studios (@MarvelStudios) 2019年7月21日
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』に続く作品として、マーベル・シネマティック・ユニバースの「フェイズ4」の幕開けを務める本作は「国際スパイ・スリラー映画」。ナターシャ・ロマノフの前日譚を描くストーリーだとされている。
出演者として正式に発表されたのは、スカーレット・ヨハンソンのほか、「ストレンジャー・シングス 未知の世界」(2016-)デヴィッド・ハーバー、『トレイン・ミッション』(2018)『アウトロー・キング スコットランドの英雄』(2018)の新鋭フローレンス・プー(フローレンス・ピュー)、「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」(2017-)O・T・ファグベンル、そして『女王陛下のお気に入り』(2018)のレイチェル・ワイズ。出演が報じられていた、『ディパーテッド』(2008)『ノア 約束の舟』(2014)のレイ・ウィンストンは今回の発表に加わっていなかった。
監督は『さよなら、アドルフ』(2012)『ベルリン・シンドローム』(2017)のケイト・ショートランド、脚本は『キャプテン・マーベル』(2018)参加のジャック・スカエファーと『ラブストーリーズ コナーの涙/エリナーの愛情』(2014)のネッド・ベンソンが執筆する。
ケイト監督は『ブラック・ウィドウ』について、「彼女にはあまりにも秘密が多い、そこに惹きつけられました。(この映画では)彼女の過去を知ることができます。彼女はあらゆるピースを繋ぎ合わせて、人間として成熟していきます」と語った。また主演のスカーレットは、「このような形でナターシャを演じられるなんて、10年前は思っていませんでした」と述べた。「あらゆる面において、自分のことをきちんと理解している女性として演じます。彼女の欠点をお見せできるのも楽しみです」。
なおコミコンの会場では、すでに撮影が始まっている本作の本編映像が限定上映された。米Deadlineによれば、ナターシャ・ロマノフと、フローレンス・プー演じる“妹分”がブダペストにて激しい戦いを繰り広げるところに、“ソ連版キャプテン・アメリカ”ともいうべき存在であるレッド・ガーディアンと思しき人物が登場する様子が確認されたという。ブダペストといえば、『アベンジャーズ/エンドゲーム』でも言及されていたナターシャゆかりの地だが…。
映画『ブラック・ウィドウ(原題:Black Widow)』は2020年5月1日に米国公開予定。
Source: Deadline