マーベル『ブレイド』再映画化決定 ─ 『グリーンブック』のマハーシャラ・アリ主演で

マーベル・コミック原作映画『ブレイド』が、新たに映画化されることが明らかになった。ポップカルチャーの祭典「サンディエゴ・コミコン(Comic-Con International: San Diego 2019)」にて発表された。タイトルロゴも公開となっている。
Just announced in Hall H at #SDCC, Marvel Studios’ BLADE with Mahershala Ali. pic.twitter.com/mtrDBy5OV0
— Marvel Studios (@MarvelStudios) 2019年7月21日
人間とヴァンパイアの混血として生まれた黒人ヴァンパイアハンターの戦いを描く『ブレイド』は、かつてウェズリー・スナイプス主演で1998年に実写映画が公開され、人気を博したタイトル。2002年には『ブレイド2』が、2004年には『ブレイド3』も続いた。数々のマーベル映画に先駆けていたことから、現在では「元祖マーベル映画」とも呼ばれる。
この度の再映画化では、主人公ブレイドを『ムーンライト』(2016)や『グリーンブック』(2019)でアカデミー助演男優賞の栄誉に2度あずかったマハーシャラ・アリが演じる。
マハーシャラは、既にマーベル作品に2度参加済みだ。Netflixドラマ「Marvel ルーク・ケイジ」ではハーレムの裏社会を牛耳るマフィアのコットンマウス/コーネル・ストークスとして出演。米ソニー・ピクチャーズ製作の『スパイダーマン:スパイダーバース』(2019)では、主人公の叔父アーロン・デイヴィス役で声優を務めている。
『ブレイド』はこれまでも最映像化が熱望されていたタイトルで、数々のクリエイターが熱心な関心を寄せていた。『死霊館』シリーズや『アクアマン』(2019)のジェームズ・ワン監督も大ファンを公言しており、2013年ごろに自ら映画化を提案したことがあったという。また、Netflixドラマ「Marvel パニッシャー」製作総指揮のスティーブ・ライトフットも「ブレイドの大ファンなんです。テレビ版が製作されるのを期待しています」とコメントしていたり、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)ジョン・ワッツ監督もブレイドのMCU参加に前向きなコメントを残していた。さらに、前シリーズ主演のウェズリーも、かつて新シリーズの企画が存在することを示唆していたことがある。
新『ブレイド』は、タイトルと主演が発表されたばかり。公開予定日やあらすじ、共演者、監督などの製作陣といった詳細は現時点で明らかになっていない。