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マリリン・モンロー伝記映画、かつてないダークな半生描く ─ 主演『ブレードランナー 2049』アナ・デ・アルマス、「笑顔と美しさの裏側」に挑む

アナ・デ・アルマス
Image by GQ MEQICO/Eric Longden https://vimeo.com/258187490 Remixed by THE RIVER

ハリウッドを象徴するセックス・シンボル、女優マリリン・モンローの伝記映画『ブロンド(原題:Blonde)』は、未だかつてないモンローの姿を描く作品になるという。主演を務める『ブレードランナー 2049』(2017)のアナ・デ・アルマスが、米The Hollywood Reporterにて語った。

作家ジョイス・キャロル・オーツによるモンローの伝記文学『ブロンド マリリン・モンローの生涯』(講談社刊)を原作とする『ブロンド』では、少女ノーマ・ジーン・モーテンソンが女優マリリン・モンローとして映画界で成功を収めていく様子のほか、結婚の失敗や薬物依存など波乱続きだった私生活が描かれるとのこと。撮影を終えたアルマスは、本作を「みなさんが考えたことも、見たこともないマリリンについての映画」だと語っている。「私たちが知っている物語の、ディープで、生々しく、ダークな側面をお見せします。笑顔と美しさの裏側を描きます」

マリリン・モンロー
マリリン・モンロー/Public Domain https://pixabay.com/photos/marilyn-monroe-actress-fashion-402096/

脚本・監督は『ジェシー・ジェームズの暗殺』(2007)『ジャッキー・コーガン』(2012)のアンドリュー・ドミニク。以前、監督は『モンロー』の構想について「人間の条件を描く作品」であり、幼少期のトラウマが、人間の成長・成熟にいかなる影響を与えるのかがテーマのひとつであることを明らかにしていた。

アルマスによると、そんな本作は、自身の演じるモンローが全編に出ずっぱりの作品になっているそう。「すべてのシーン、すべてのショットに出ています」と語ったアルマスは、撮影について「今までで一番激しい感情を味わいました」と振り返っている。「2ヶ月間、本当に激しく、エモーショナルで、疲れ切りました」。

モンローと結婚した2人の男を演じるのは、劇作家アーサー・ミラー役で『戦場のピアニスト』(2002)『ミッドナイト・イン・パリ』(2011)のエイドリアン・ブロディ、野球選手ジョー・ディマジオ役で『アントマン』シリーズや『アイリッシュマン』(2019)のボビー・カナヴェイル。製作はNetflixが手がけ、プロデューサーには俳優ブラッド・ピットらが参加している。

Netflixオリジナル映画『ブロンド(原題:Blonde)』は2020年配信予定。来年度の賞レースを賑わせる一本となる予感…!

アナ・デ・アルマスといえば

Source: THR

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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