『ボヘミアン・ラプソディ』超ヒット、全世界で5億ドル突破へ ― 日本、海外興収第3位にランクイン

伝説のバンド、クイーンとそのボーカリストであるフレディ・マーキュリーを描いた映画『ボヘミアン・ラプソディ』の勢いが止まらない。米Deadlineによれば、2018年11月29日(米国時間)時点で本作の全世界興行収入は4億9,780万ドル。いよいよ5億ドル突破を目前に控えた。

『ボヘミアン・ラプソディ』は同日の時点で米国興収1億5,630万ドル、海外興収3億4,150万ドルを記録。このまま推移する場合、全世界で6億ドルを超える可能性も浮上している。大ヒットの背景には海外での高い人気があるほか、20世紀フォックス作品としては『グレイテスト・ショーマン』(2017)でも好評だった「みんなで歌おう(sing-along)」上映が興行面で優れた成果を示しているという。
米国を除いた海外興収としては、クイーンの“お膝元”であるイギリスの5,250万ドル、韓国の4,020万ドルに次いで、日本が2,490万ドルを記録して世界第3位にランクイン。11月24~25日には日本公開から3度目の週末を迎えたが、なんと週末興行収入が週ごとに前週の成績を上回るという異例の展開で、まさに勢力を拡大しつづけている。なお日本のあとには、フランスの2,460万ドル、オーストラリアの2,150万ドルが続いている。
往年のクイーン・ファンから新世代の観客まで、老若男女を問わず全世界を熱狂させている『ボヘミアン・ラプソディ』は、フレディ役ラミ・マレックのパフォーマンスや、クライマックスの「ライブ・エイド」シーンのクオリティが公開直後から大きな話題を集めてきた。
先に触れた2017年のヒット作『グレイテスト・ショーマン』と奇しくも一致するのは、決して批評家から絶賛を受けているとはいいがたいものの、観客からは圧倒的に大きな支持を得ていること。その一方でマレックの演技には「アカデミー賞を狙える」との声もあり、賞レースでの評価にも期待がかかる。
映画『ボヘミアン・ラプソディ』は2018年11月9日(金)より公開中。
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『ボヘミアン・ラプソディ』公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/bohemianrhapsody/
Source: Deadline