『007』ダニエル・クレイグ、最新作『BOND 25』撮影にまもなく本格復帰 ─ 疾走シーンで足首を負傷

『007』シリーズ最新作『BOND 25(仮題)』の撮影中に負傷していた、ジェームズ・ボンド役のダニエル・クレイグが、まもなく撮影に復帰するようだ。『007』公式SNSが伝えている。
2019年5月上旬、ダニエルはジャマイカでの撮影に参加し、スーツ姿で全力疾走するシーンで転倒。足首に激しい痛みを訴え、のちにアメリカへ移動して専門医による検査を受けたと伝えられている。怪我の状況については諸説伝えられており、リハビリは2週間必要とも、1週間で撮影に復帰するともいわれていた。
ただし今回の公式発表を見るに、ダニエルは負傷から1ヶ月が経過した現在もリハビリとトレーニングを継続している模様。負傷後にダニエルが撮影現場に戻っていたかどうかは不明だが、「来週の撮影に向けて、パインウッド・スタジオのジムにてトレーニング中」と記されているあたり、本格復帰と呼べるのはこれからのようだ。なにしろ左足首には、まだ固定用の装具が取り付けられている状態なのである。
なおダニエルの負傷によって本作の撮影は一時中断されたが、劇場公開スケジュールに変更は生じないとされている。
『BOND 25(仮題)』
ジェームズ・ボンドは現役を退き、ジャマイカで穏やかな日々を過ごしていた。しかし、そんな毎日は長くは続かない。ある日、旧友のCIAエージェントであるフェリックス・ライターが、誘拐された科学者を救い出してほしいとボンドのもとを訪ねてきた。想像を超える過酷なミッションによって、ボンドは危険な最新技術を操る正体不明の敵へと導かれていく……。
本作にはジェームズ・ボンド役のダニエル・クレイグをはじめ、M役のレイフ・ファインズ、ビル・タナー役のロリー・キニア、Q役のベン・ウィショー、ミス・マネーペニー役のナオミ・ハリス、マドレーヌ・スワン役のレア・セドゥ、フェリックス・ライター役のジェフリー・ライトが続投。悪役は『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)ラミ・マレックが演じ、『ブレードランナー2049』(2017)などのアナ・デ・アルマス、『キャプテン・マーベル』(2019)ラッシャーナ・リンチらが新キャストとして登場する。
監督は『ビースト・オブ・ノー・ネイション』(2015)のキャリー・フクナガ。脚本には『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』(1999)以降の全作品を手がけるニール・パーヴィス&ロバート・ウェイド、『ボーン・アルティメイタム』(2007)のスコット・Z・バーンズ、「Fleabag フリーバッグ」(2016-2019)「キリング・イヴ/Killing Eve」(2018-)のフィービー・ウォーラー=ブリッジが参加している。
映画『BOND 25(仮題)』は2020年 日本公開予定。
Source: Deadline