『007』最新作は原題『ノー・タイム・トゥー・ダイ』、2020年4月に日本公開 ─ ダニエル・クレイグのジェームズ・ボンド卒業作

ダニエル・クレイグ主演、『007』シリーズ最新作の原題が『ノー・タイム・トゥ・ダイ(No Time To Die)』に決定した。これまで『BOND 25』という仮題で呼ばれていた本作だが、このたび『007』米公式Twitterにて正式に告知されている。
Daniel Craig returns as James Bond, 007 in… NO TIME TO DIE. Out in the UK on 3 April 2020 and 8 April 2020 in the US. #Bond25 #NoTimeToDie pic.twitter.com/qxYEnMhk2s
— James Bond (@007) August 20, 2019
『ノー・タイム・トゥ・ダイ』では、ダニエル演じるジェームズ・ボンドは現役を退き、ジャマイカで穏やかな日々を過ごしているという設定だ。ところがある日、旧友のCIAエージェントであるフェリックス・ライターがボンドのもとを訪れ、誘拐された科学者を救出するよう依頼。その救出作戦は想像を超える過酷なミッションで、やがてボンドは、危険な最新技術を操る正体不明の敵へと導かれていく。
原題をそのまま日本語に訳すと「死んでる暇はない」あるいは「死んでる場合じゃない」といった言葉になるが、このタイトルが物語にどう繋がっているのかは分からない。近作の『007 スカイフォール』(2012)『007 スペクター』(2015)では、劇中に登場する固有名詞がそのままタイトルになっていたが、もしや今回はボンドほか登場人物のセリフだろうか。また、本作をもってダニエルがジェームズ・ボンド役を卒業するとされていることも気になるところだ。
『ノー・タイム・トゥ・ダイ』にはジェームズ・ボンド役のダニエル・クレイグをはじめ、M役のレイフ・ファインズ、ビル・タナー役のロリー・キニア、Q役のベン・ウィショー、ミス・マネーペニー役のナオミ・ハリス、マドレーヌ・スワン役のレア・セドゥ、フェリックス・ライター役のジェフリー・ライト、そしてブロフェルド役のクリストフ・ヴァルツが続投。悪役は『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)ラミ・マレックが演じ、『ブレードランナー2049』(2017)などのアナ・デ・アルマス、『キャプテン・マーベル』(2019)ラッシャーナ・リンチらが新キャストとして登場する。
監督は『ビースト・オブ・ノー・ネイション』(2015)のキャリー・ジョージ・フクナガ。脚本には『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』(1999)以降の全作品を手がけるニール・パーヴィス&ロバート・ウェイド、『ボーン・アルティメイタム』(2007)のスコット・Z・バーンズ、「Fleabag フリーバッグ」(2016-2019)「キリング・イヴ/Killing Eve」(2018-)のフィービー・ウォーラー=ブリッジが参加している。
映画『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ(邦題未定、原題:No Time To Die)』は2020年4月に全国公開予定。
Source: James Bond