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『君の名前で僕を呼んで』ティモシー・シャラメ&ルカ・グァダニーノ監督、恋愛ホラーで再タッグ

ティモシー・シャラメ ルカ・グァダニーノ
Somewhere In Toronto https://www.flickr.com/photos/terras/30755014688/ | Maximilian Bühn https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Luca_Guadagnino_Call_Me_By_Your_Name_Photo_Call_Berlinale_2017_01.jpg | Remixed by THE RIVER

『君の名前で僕を呼んで』(2017)のティモシー・シャラメルカ・グァダニーノ監督が、新作映画『Bones & All(原題)』で再タッグを果たす見込みであることがわかった。米DeadlineThe Hollywood Reporterなどが報じている。

本作はカミーユ・デアンジェリスによる同名小説に基づく“ホラー恋愛映画”。主人公の少女マレン・イヤーリーは、一度も会ったことのない父親を探して旅をしながら、道中で自分を愛する人々を殺害しては“食べる”という行動を繰り返していた。なぜ、マレンは食人の衝動を抑えられないのか……。

報道によると、シャラメ&グァダニーノが契約交渉中であるほか、共演者として『WAVES/ウェイブス』(2019)『エスケープ・ルーム』(2019)のテイラー・ラッセルが出演交渉中。脚本は『サスペリア』(2018)でグァダニーノ監督と組んだデヴィッド・カイガニックが執筆した。

テイラー・ラッセル
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/40396697704/ Remixed by THE RIVER

現時点で配給会社は決まっていないが、複数の候補者が関心を示しているとのこと。撮影時期も未定ながら、The Hollywood Reporterによると、製作陣は2021年4~5月の撮影開始を希望しているとされる。『君の名前で僕を呼んで』以来、シャラメ&グァダニーノ監督は再タッグの機会を模索していたとされるが、スケジュールの都合から叶わずにいた。コロナ禍を経て、急ピッチでの企画実現となるか。

『君の名前で僕を呼んで』で瑞々しい恋愛をイタリアの美しい映像とともに切り取ったグァダニーノ監督は、『サスペリア』で美しくも残酷なホラーの世界を描き切った。本作のコンセプトから察するに、両作の要素が融合した作品になるとみられるだけに、出来栄えへの期待は否応なしに高まるところ。なお、監督の最新作となる初のドラマシリーズ「僕らのままで/WE ARE WHO WE ARE」は2021年2月18日(木)より日本配信が開始される。

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Sources: Deadline, The Hollywood Reporter

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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